教職課程活動ブログ

2025.11.11

2025.11.8  第三回(教職課程実践系)土曜集中授業の実施&「教職課程通信19号」が発行されました。

ブログ投稿者:教職課程

        講師紹介をする新原先生

教職課程実践系授業(「教育実習1」「教育実習2・3」「教職実践演習」)として、3・4年生合同で行われる秋学期3回目の土曜集中授業が、118日(土)午後に行われました。前半は模擬授業と授業検討会、後半は外部講師をお呼びしての講演会となりました。


 講演テーマは「実践から学びを引き出す対話」でした。講演会の直前まで行われていた授業検討会を、リフレクションという視点で捉えなおすとても良い機会となりました。「私の行っていたことはリフレクションというよりは、自分一人の視点での評価・助言であり、模擬授業者側からの視点がごっそり抜けてしまっていることに気づけた。」「授業検討会では、その分野に強い人からの意見が大切だと思っていたが、分野外の人からの素朴な疑問や感じたことを知ることが大切なんだと知ることができた。本質的な諸相への気づきは、授業を創り出す学習者と授業者のありのままの感想が必要だと思った。物事の表面的なものを超えた根本的な性質を捉え、多面的な考えを広げていくことが重要であることを学んだ。」といった感想が、講演会後に寄せられました。

 

 
 また、この日は「教職課程通信第19号」も配布され、現4年生の教育実習での様子が紹介されています。掲載されている実習レポートを一部紹介します。

「実習を通して学んだことは、教師という職業の責任です。朝と帰りの学活や授業で、生徒の前でお話をさせていただく機会がたくさんありましたが、そのたびに生徒は食い入るように話を聞いてくれて、様々なリアクションがありました。学活で話した内容は、私は何気なく言った言葉でも、ある生徒は覚えていてそのことを日記に記入していたことがありました。授業では、写真を見せる機会が多々ありましたが、世界のさまざまな地域の写真を見せると、日本との違いに驚きの表情を浮かべる生徒がたくさんいました。これらから、中学1年生はまだ知らないこともたくさんあり、先生の言動一つで新しい知識が身についたり、新しい考え方や価値観が生まれたりするということを実感しました。この先の生徒の将来を左右するような、貴重な時間に携わっているのだとその責任を強く感じました。だからこそ、教師は自分の発言の一つひとつに気を配って言葉を選ぶ必要があるし、行動も常に生徒の模範であり続ける必要性があると学びました。(社会学科 SATOSHIさん 社会科:中学校で実習) 」

 

 今年度の土曜集中授業も残すところ12月の1回となりました。

 

  •    模擬授業・授業検討会のあとでも集中力はさすがです     
  •      教育実習中の研究授業(4年生)での一コマです
  •      教育実習は”かけがえのない財産”となりました