人文学部ゼミブログ

2010.10.07

  • 人文学部
  • 日本・東アジア文化学科

韓国ゼミ合宿2010(渡辺直紀)

韓国ゼミ合宿2010(渡辺直紀)
(高麗大の中央広場にて)
今年も毎年恒例の韓国ゼミ合宿を2010年8月27日(金)から9月2日(木)の日程(6泊7日)で行いました。このゼミ合宿は所属する学部・学科に関係 なく、武蔵大学で韓国・韓国語を学ぶ学生、韓国に関心のある学生ならば誰でも参加できる旅行です。ただし旅行と言っても単なる観光旅行ではなく、日韓間の歴史を実感できる場所などを訪れたり、また武蔵大の海外協定校の1つである高麗大を訪問し、高麗大の学生たちと様々なテーマでいろいろなことを話し合う集まりもあります。
韓国ゼミ合宿2010(渡辺直紀)
(高麗大の学生たちとの交流風景)
今年も例年通り、高麗大での交流会が盛況で、歴史認識から国際交流、日韓両国のエンタメ事情から日韓カップルの話題にいたるまで、実にさまざまな議論がなされました。毎年のことですが、今回参加した武蔵の学生も、高麗大の学生たちが実に上手に日本語を駆使すること に驚いていたようです。交流会後の飲み会でも盛り上がりはつづき、体力のつづく限り、二次会、三次会……と延々と続いていきました。

 

韓国ゼミ合宿2010(渡辺直紀)
(雪岳山国立公園の入口で)
この合宿はこれまで毎年4泊5日で実施してきましたが、今年は6泊7日に旅程をのばして旅程中に地方へ の日帰り旅行も加えました。今回は韓国の東部、江原道にある雪岳山(ソラクサン)という、韓国の修学旅行のメッカのような場所を訪れました。ごらんのよう に山並みが日本で見られるものとちがい、仙人が住んでいるような風景なので、その幻想のような景色にうっとりしている学生も多く見られました。
韓国ゼミ合宿2010(渡辺直紀)
(高城統一展望台——うしろには北朝鮮の景勝地「海金剛」が見えます)
また雪岳山の北方、38度線に位置する高城統一展望台にも訪れました。さいわい天候にめぐまれ、すぐ目の前に北朝鮮の景勝地である金剛山や海金剛などもはっきりと見えました。ソウルを訪れたことのある学生たちも、このように地方を訪れることは初めてで、みな満足そうでした。
今回の合宿でも韓国の街や人につよく魅了された学生が多かったことは、帰国後にみなに提出してもらった感想文を見てもわかりました。参加した学生たちが今後も韓国に関心を持ち、多様な学びを展開していってもらえたらと思います。