人文学部ゼミブログ

2009.11.02
- 人文学部
- 日本・東アジア文化学科
韓国ゼミ合宿2009(渡辺 直紀)

今年も武蔵大学で韓国・朝鮮語を履修している学生を中心に参加者を募り、恒例の韓国ゼミ合宿を9月初旬に4泊5日の日程で開催しました。といっても、韓国まで行って堅苦しい勉強をするのではなく、ソウル市内や郊外を見て回っていろいろなことを考えたり話し合ったりする合宿です。食事のたびにグルメを楽しむのはもちろんですが、旅費がさほどかからないために毎年学生たちに好評で、今年も人文学部や社会学部など13名の参加者を得ました。

今年も参加者に人気だったのが、武蔵大学の提携校、高麗大学での学生交流会です。9月初旬の学期初にもかかわらず(韓国の大学は9月1日から2学期が始まります)、今回も高麗大の多くの学生さんに参加してもらい、武蔵大の学生たちと互いの生活を紹介することなどから、人生観、世界観、はたまた日韓関係や歴史認識についての考えなど、ソフトな内容からハードな内容まで、真摯な討論が繰り広げられました。
その熱気は、大学での交流会後につづけて行われた会食でもつづきました。今回、武蔵大から参加した13名の学生はみな女子学生ばかりだったのですが、高麗大の男子学生たちに負けることなく、その身のこなしもたいしたものでした。この合宿に参加する武蔵の学生たちはみな、帰国後に韓国語や韓国文化、歴史などに対する関心をさらに深めていきます。高麗大の学生たちがみな流暢に日本語を話すのはもちろん、その日本語で自分の考えを理路整然と語るのを見て、とても刺激を受けるようです。
来年も同様の企画を計画しようと思っています。できればもう少し旅程を延ばして、韓国の地方を学生たちに経験してもらいたいと思っているところです。