人文学部ゼミブログ

2008.10.07
- 人文学部
- ヨーロッパ文化学科
比較芸術演習(小山ブリジット)

・「芸術の都パリ」という呼び方は、いつからそのように呼ばれるようになったのか?
・印象派時代のパリはどんな街だったのか?
・何故、19世紀にファッションが発達したのか?
・19世紀後半、何故、日本の芸術はあれ程愛されていたのか?
一 年間で、19世紀から1930年までのフランスの文化についてみんなで調べましょう。その当時の日本人の芸術家、文人の多くはパリに滞在、または移住して作品を作りました。黒田清輝、藤田嗣治などがそうです。国際的な街になったパリは芸術の中心となり、たくさんの傑作を生む土壌となりました。
2年生から4年生までを対象にした授業ですが、フランス語を学んでいない学生でも参加できます。ドイツ語、中国語、英語を選んでいる学生も参加しているので、お互いに学ぶことが多い授業です。授業はすべて日本語の資料をもとにして行われ、発表も日本語で行います。
今年は、楽しく興味深い発表がたくさんありました。
画家モネー、ドガなど、モンマルトルの有名なキャバレーに通っていた画家と文人たちのこと、映画の誕生、ジャポニスムについてなどがありました。
ビジュアルを用いながら、本をもとにして発表は行われるので判り易い授業です。発表後には、ディスカッションをしますので、恐れずにみんなで楽しく話し合いましょう。