経済学部ゼミブログ

2023.01.30

  • 経済学部

ゼミ大会、3年ぶりに来場制限のない対面開催!

ブログ投稿者:経済学部 ゼミ大会プロデューサー 二階堂 有子・中嶋 幹

武蔵大学経済学部では、毎年、ゼミ活動の学修成果を発表する機会として、ゼミナール対抗研究発表大会(通称:ゼミ大会)を開催しています。建学の理念である「自ら調べ自ら考える」を日々実践し、その集大成の場として位置付けられています。今年の大会テーマは「水滴石穿(すいてきせきせん)」、小さい力でも積み重なれば大きな力になるという思いが込められています。
本学ゼミ大会の特徴は、学内の教授陣に加えて、本学の同窓生が審査員を務める点にあります。学術的のみならず、実務的な視点から批評されるため、学生にとって貴重な経験になります。また、学生団体(武蔵大学ゼミナール連合会)が中心となって大会を運営する点もユニークです。今年は3年ぶりの来場制限のない対面開催に向けて、審査員の手配や広報活動など周到に準備を進めてきました。大会当日の1月21日は天候にも恵まれ、学内関係者だけでなく一般来場者の姿もみられました。
今大会では26の経済学部ゼミが出場し、「経済」「経営」「会計」「金融」などの6つのブロックに分かれて優勝を競い合いました。緊張感漂う中、ゼミ生による発表と審査員の講評が繰り広げられ、あっという間に時間が過ぎていきます。大会終了後の懇親会でも、学外審査員が熱心にレクチャーする場面が随所にみられるなど、興奮冷めやらぬ様子がうかがえます。こうした同窓生との交流機会をもてるのも、ゼミ大会の意義の1つといえます。
各ブロックの優勝ゼミの研究テーマは、「為替介入の効果の検証」「IPOにおける公開価格の妥当性について」「あなたの消費が未来を変える、エシカル消費とは何か」「有事の円買いの実態」「不満はやる気の裏返しか」「テレワークの利用による労働者への影響」でした。ゼミの武蔵を体現するように、基礎的な学問領域から実務上の応用課題に至るまで、幅広いテーマが研究対象となっています。今年のゼミ大会は、学年暦の変更に伴い1月に開催されたため、冬休み返上で発表準備に取り組んだゼミが多かったようです。それだけに、研究成果が評価された喜びはひとしおといえるでしょう。