経済学部ゼミブログ

2021.11.19

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小さなSDGs活動、エコキャップ活動を行いました!

ブログ投稿者:経済学科 教授 二階堂 有子

2021年度の二階堂ゼミは「SDGsに関連する社会課題について研究するゼミ」をテーマとして活動を行っています。SDGs (Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)とは、2030年までに国際社会が達成すべき国際目標で、17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを強調しています。SDGsは国際機関や国ばかりでなく企業や個人も取り組むべき課題でもあり、ゼミにおいても、女性の経済参加やシェアリング・エコノミー、サステナブル・ファッション、教育格差などの課題に関連するテーマで学生達はグループ研究を行っています。

その一方で、SDGsに関連する小さな活動、エコロジー(エコ)と途上国支援を両立する「エコキャップ」活動を2008年度から一貫して続けています。この活動のきっかけは、世間でエコへの関心が高まる前から武蔵大学は太陽光発電や風力発電、雨水再利用装置を設置していたという、エコな大学としての「ウリ」を活かしながらも、開発経済学を勉強するゼミとして途上国に何か貢献ができないかと、当時のゼミ生が考えました。具体的には、ペットボトルのキャップは一般ごみと混ぜて焼却されるとCO2を発生させますが、それを回収して再資源化し、その収益を使って途上国の子供たちにワクチンを贈る、エコと途上国支援の両立を目指した活動です。

新型コロナ・ウイルス感染拡大の影響で昨年度は「エコキャプ活動」を実施できませんでしたが、先日、紅葉がきれいな大学体育館付近で、久しぶりに活動を行いました。現在は新型コロナ・ウイルス感染予防のためのワクチン接種率に関し、先進国と途上国の格差が指摘されていますが、それ以前に、日本では当たり前になっている子供たちの予防接種さえも途上国ではいまだ普及が遅れているのかもしれません。