経済学部ゼミブログ

2021.06.29

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対面でのゼミを開始しました

ブログ投稿者:経済学科 教授 河合康夫

コロナ禍の状況でゼミも昨年度は基本的にリモートで行わざるをえませんでした。今年度からは対面授業でのゼミを開始する予定でしたが、緊急事態宣言が東京都に発出され、なかなか開始することができませんでした。ようやくこの6月に緊急事態宣言が解除され、対面でのゼミを再開することができるようになりました。 

遠隔授業でゼミができないわけではありません。Zoomを使えばリアルタイムで双方向授業ができますし、対面の時よりもよく顔も見え、一対一の対話であれば、むしろ対面授業よりもやりやすいかもしれません。少人数のグループワークもブレイクアウト・セッションという機能を使えば、こちらの考えるグループに簡単にメンバーを分割し、少人数で議論してもらうことも可能です。今後もZoomなどを利用した遠隔授業は間違いなく普及していくと思われました。


ただ、Zoomでは同じ時間と空間を共有しているという一体感は生まれにくいとも感じられました。また多少タイムラグ(時間のズレ)が生じてしまうため、会話にリズムが生まれにくいという問題もあります。時には会話中に通信状況が一時的に悪くなってしまい、会話が聞き取れなくなってしまうというアクシデントもありました。

6月から対面で開始したゼミは、いままでモニター越しには顔を合わせてきたメンバーと初めて直接顔を合わせるという、なんとも形容しがたい、初めての体験でした。個人のイメージというのは顔のクローズアップだけではわからない、背の高さであったり、ファッションであったり、いろいろな要素から構成されていることを改めて感じました。

 

  

7号館 ゼミ室
久々の対面でのゼミは、以前と同じように楽しい、和気あいあいとしたゼミになっていると感じていますが、注意しなければならない点も多々あります。武蔵大学ではゼミ室の各机にアクリルボードを設置し、通路にはアルコール消毒液を配置するなど、新型コロナウイルス対策を徹底して授業を再開しています。引き続き、感染に気をつけながら対面のゼミが継続できればと期待しています。