経済学部ゼミブログ

2021.02.17

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  • 経営学科

他大学との交流

ブログ投稿者:経営学科 教授 鈴木真也

本ゼミでは、例年、年度の後期を中心に5人ほどのグループによる自主研究活動を行っています。9月頃から自分たちで研究テーマを決め、そのテーマに関する先行研究について調べます。その中で、自分たちの持った疑問について仮説をたて、それを検証するためのデータを集めていきます。そして、集めたデータを分析するための手法について検討し、実際に分析を行うことで自分たちなりの結論を導きます。そのような自主研究の成果を発表する場のひとつとして、他大学の学生や教員の前で研究成果を発表しお互いに意見を交換する合同ゼミの活動を毎年行っています。

 

今年度も学期終盤に他大学のゼミとの合同ゼミを行いました。新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンラインでの開催となりましたが、100人近い参加者の集まった合同ゼミもあり、普段の授業とは違った緊張感の中での活動ができたと思います。参加ゼミはみな経営・経済系のゼミですが、各ゼミの具体的な専門分野は異なるため普段自分たちが学ぶことの少ない分野の発表に接することもできます。

合同ゼミでは、各ゼミが自分たちの研究成果を15分~20分で発表します。その後、他大学のグループによるディスカッションや他の参加者からの質問に対して回答やコメントを返します。時には、他大学の学生や先生からの厳しい質問を受けることもあり返答に苦労することもありますが、うまく回答できれば大きな自信にもなります。また、当日の発表以外にも、開催に向けて他大学のゼミと連絡を取り合いながら開催準備を進めたり、各セッションの司会・進行を学生自身が行うことも、貴重な経験になったと思います。

今回オンライン開催ならではの良さもあったようです。例えば、オンラインでの発表やディスカッションの経験を積み、特有のスキルやコツを学べたことは、オンライン化が進むと言われる今後の社会においても役に立つでしょう。また、一部の合同ゼミでは、最後に全参加者のオンライン投票により最優秀発表を決めましたが、これもオンライン開催だからこそやりやすかった面もあると思います。とはいえ、せっかくの大学間の交流が画面越しに限定されてしまうのはやはり残念ですので、来年度は会場に集まって合同ゼミを開催できることを願っています。