経済学部ゼミブログ

2018.05.03
- 経済学部
- 金融学科
日経ストックリーグへの出場!
ブログ投稿者:金融学科 准教授 山本 零
3年生で配属される専門ゼミナール第2部では5人1組でグループを作り、資産運用会社や証券会社が販売する投資商品を作成して日経ストックリーグに参加します。日経ストックリーグは日本経済新聞と野村證券が共同で開催する大会で、2017年度は124大学で660チーム、2663人が参加しており、高校、中学も合わせると約7000人が参加しています。
ゼミナールではまずグループごとに将来株価が上昇する企業のコンセプトを考えます。2017年度は「SNSを活発に利用する企業」「法案に関連する企業」「社内恋愛が活発に行われる企業」「100年継続する企業」というものでした。
次に各グループでコンセプトに見合った企業を選択する方法を検討します。例えば「100年継続する企業」では多くの学生に「将来起こりえること」や「それに対応する方法」をヒアリングして将来生き残るビジネスを検討するとともに、現在創業100年以上の企業にアンケート調査を行って企業が100年生き残るために必要な要素を検討しました。その内容は定期的にゼミ内で発表を行い、他のグループから様々な指摘を受けてブラッシュアップしていきます。
その後、実際に企業データを分析して、検討したコンセプトに見合う企業を20社程度選択し、その特性や過去の株価パフォーマンスを調査します。ちなみに「100年生き残る企業」として選んだ20社の過去10年間の平均的な株価パフォーマンス(2007年に100万円投資した場合の金額の推移)は以下のようになりました。日本企業の平均的な株価を示すTOPIXに比べ高い収益が得られたことが分かります。