経済学部ゼミブログ

2015.06.29
- 経済学部
- 経営学科
合同ゼミ「ものづくりワークショップ」
ブログ投稿者:経営学科 教授 伊藤誠悟
今回のワークショップの狙いは2つです。一つは、ものづくりの楽しさと奥の深さ(大変さも?)を疑似体験してもらうことです。もう一つは、即席チームで共同作業をすることで、チームビルディングの難しさを実感してもらうことです。あいうえお順で混成6チームをつくりました。
今回のワークは「折り紙」です。具体的には二艘舟(右下の絵)を折ることです。ゼミ前半のワークでは、二艘舟の完成品を参考に、チームで話し合いながら二艘舟の「折り方(設計図)」を紙に書いてもらいました。専門的にはリバースエンジニアリングと言います。

最初は慣れないようで、多くのチームが混乱していました。しかし、15分程度の短時間にもかかわらず、折り紙の本に載っているレベルに近い「折り方(設計図)」を書き上げるチームもありました。
後半は生産プロセスです。5分間で何艘折れるかをチームで競いました。ルールは簡単です。1艘折るのに最低限3人が参加しなければいけません。あとは、雑な折り方は不良品となり、完成数から除外されます。競争を行う前に、チームで役割分担を話し合い、作業手順を決めました。専門的に言えば工程設計です。2回練習と工程の修正を行い、本番に臨みました。
結果は、一番たくさん折ったチームは24個でした。残念ながら不良品が多く、完成品では単独トップではなく、1位タイとなりました。しかし、10工程以上ある折り紙を5分間に24個折るのはかなり高レベルです。不良品が惜しまれます。優勝を分けた2つのチームにはささやかな賞品を贈呈しました。