ゼミ活動の成果を活かして就活を乗り切ろう！

秋になり、いよいよ３年生の就職活動がスタートしました。今年の４年生の就職活動は例年になく厳しいものであることが新聞などで報道されていますが、私のゼミの４年生の多くはそんな中、着実に準備をして健闘してくれたようです。
 
企業が学生を選考する際に求める能力として一番にあげるのは「コミュニケーション能力」ですが、この力を高める最適の場がゼミではないでしょうか。このところ私のゼミでは、この「コミュニケーション能力」の育成を意識して、少人数に分かれて決められた時間で議論し、意見をまとめていくことをゼミ活動の中心に据えています。やり方は就職の選考によく使われるグループディスカッションとほとんど同じで、日々のゼミ活動がそのまま就職活動の準備にもなっているように思います。実際、今年の春に本学のキャリア支援センターが実施している就活対策の模擬グループディスカッションの様子を見学させてもらったことがあるのですが、たまたま参加していた私のゼミの学生は経験を活かして自信を持って発言できているようでした。
 
３年生のゼミでは今、毎回学生一人ずつが自分の研究テーマにそって発表し、それに基づいてディスカッションしていますが、できるだけ人と同じことをしないで自分だけの工夫をするようにお願いした上で、基本的に時間の使い方は学生に任せています。最近、就職活動が意識され始める中で、さらにディスカッションが工夫され始めるようになり、議論の後で出された課題に対する案をチームごとにまとめて代表者が発表し、どのチームが一番説得力があるかを競ったり、アイデアを絵に描いて発表したりと、色々と面白い企画を出してくれています。
 
今年の３年生のゼミの学生も、みんな積極的に発言し、話を盛り上げていくのが上手な人たちなので、その経験を活かして就職活動でも健闘してくれることを期待しています。