経済学部ゼミブログ

2009.08.06

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教養ゼミナールを終えて

ブログ投稿者:経営学科 土屋直樹

今年の1年生の教養ゼミナールでは、3~4人からなる3つのグループをつくって、それぞれ自分たちで関心のあるテーマを選んで、調べ、発表するというこ とを中心に行いました。それを通して、テーマの設定の仕方、文献などの調べ方、レポートのまとめ方、発表の仕方などを学んでもらうことを目的としました。
 
グループの全員が興味を持つことができ、面白そうな発表ができそうなテーマを見つけることは難しかったかもしれませんが、3つのグループは、それぞれ、 「地球温暖化と日本の対応」、「女性の就業継続をめぐる課題」、「エコ関連の景気対策」といったテーマに決めて、取り組みました。教員のわたくしは、最終 の発表にいたるまでの手順やそこでの大切なことなどについてアドバイスはしましたが、具体的な調査、分析、まとめ、そして発表用の資料、スライドの作成などは、ほとんどすべて学生たちだけで、協力し合って行ってもらいました。
 
最後の発表という結果からみると、3つのグループとも、それなりにまとまりがあり、内容的にも面白く、分かりやすく工夫した資料、スライドを使ったもので、うまくできたのではないかと思います。
 
教養ゼミナールは前期の夏休みまでの授業で13回あったのですが、そのうち社会視察を2回行いました。わたくしが用意した視察先のリストのなかから、学生の希望の多いところということで、警視庁本部と造幣局(東京支局)に行きました(本当はお菓子工場に行きたいという声も多かったのですが、恥ずかしいという理由で却下しました)。両方とも、身近なことに深い関わりはあっても普段目にすることのない施設、設備、工程などを実際に見ることができ、また担当者の面白い話しを聞くことができました。授業の中心とは直接に関係はない視察でしたが、実際に行って、見て、話しを聞くことの大切さが学べたのではないかと思います。
 
大学では、受け身的に学ぶだけではなく、自ら主体的に、考えて、問題を見つけ、探求していくことが大事ですが、その難しさと同時に、面白さも少し分かってもらえたように思います。