経済学部ゼミブログ

2009.08.05

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  • 経営学科

日本ビクターへの“イノベーション”企画提案プロジェクト

ブログ投稿者:経営学科 米山茂美

米山ゼミのテーマは「イノベーション」です。イノベーションとは、新しい製品やサービス、新しい事業の開発のことです。今までにない新しい製品やサービス、新しいビジネスを、若い学生の柔軟な発想で考え出し、社会を変えていこう!というのが、私たちの目指すところです。
 
毎年12月には、実際の企業に対して、ゼミ生が考えた新しい製品やサービスの企画を発表します。今年は、日本ビクター(最近、ケンウッドという会社と経営 統合しました)への企画提案を予定しています。これが今年の最終目標です。その準備として、前期には、学生に「イノベーション・マインド」を高めてもらうため、次の3つの活動を行いました。
 
第一は、「日常の未知化」プロジェクトです。難しいように聞こえますが、私たちの身の回りにあふれ る“日常の当たり前に使っているモノ”を、もう一度原点に返って見直してみようという活動です。なぜトイレットペーパーは円柱形をしているのか?なぜネク タイの先は三角形なのか?考えてみたらけっこう不思議です。このような当たり前の日常を常に見直す(=未知化する)ことのできる人が、イノベーターなのか もしれません。
 
第二は、「成熟・衰退業界の再活性化」プロジェクトです。たとえば、ミシン業界。昔は、女性の花嫁道具として大きな需要 がありましたが、今ではあまり売れていません。銭湯もそうですね。このような業界を取り上げて、どうすれば脱・成熟、脱・衰退が可能なのかを考えました。
 
第三は、「企画演習」プロジェクトです。12月の日本ビクターへの実際の提案に先立って、いくつかの企業を取り上げて、その企業の隠れた問題点や改善方法 などを皆で検討しました。ドラッグストアのマツモトキヨシや、酒販店のカクヤス、宅配便のヤマト運輸などを対象に、それぞれの企業の分析や経営上の課題の 抽出、課題解決のための提案を発表しました。
いよいよ夏休み。上のような前期の準備を踏まえて、夏休み中に日本ビクターの研究をします。そして、後期には同社に提案する素晴らしいイノベーションの企画を考えていきます。
 
ゼミのみなさん、がんばって!