経済学部ゼミブログ

2009.07.13

  • 経済学部
  • 経営学科

プチ・ゼミ大会

ブログ投稿者:経営学科 古瀬公博

少人数教育を重視する武蔵大学では1年生からゼミが必修です。多くの1年生は、大学に入ってから何を勉強していいかよくわからない、という悩みを抱えてい ると思います。1年生からゼミに参加し、少し難しいテキストを読んだり、実際に調査したりすることで、大学での勉強に打ち込みやすくなると私たちは考えて います。
プチ・ゼミ大会
私が所属する経営学科ビジネス・コースでは、夏学期の終わりに<プチ・ゼミ大会>という1年ゼミの研究報告会を開催しまし た。<ゼミ大会>は2年生以上のゼミのための研究報告会で毎年12月に大々的に開催されます。1年ゼミの報告会はそのミニ・バージョンなので、<プチ・ゼミ大会>と呼ぶことにしました。ビジネス・コースの板垣ゼミ、米山ゼミ、黒岩ゼミ、古瀬ゼミと4つのゼミが参加しました。
研究内容はさまざまで、「吉野家と松屋の経営比較」「女性による女性のための広告戦略」「囚人のジレンマゲームの実験」「ドトールとスターバックスの経営比較」「携帯型音楽プレイヤーの購買行動」「流行は誰がつくるのか」といったテーマで各ゼミが報告しました。どのゼミもアンケートやフィールドワーク、実験などの方法で収集したデータをもとに興味深い仮説を主張していて、本家の<ゼミ大会>と遜色のない報告会になったと思います。
大学での勉強は、教室で黙って講義を聞くことではなく、自分の知りたいことを主体的に学んでいくことです。しかし、自分が何を知りたいのかを知ることは簡単では ありません。1年生からゼミで調査・研究する経験をすることで、いったい自分は何に関心があるのかをぼんやりとでも理解できるようになると思います。何かに関心をもつようになれば、自然と足は図書館に向かい、何時間でも本と向き合うことができるようになります。大学での勉強が充実したものになるために は、1年生からしっかりとゼミに打ち込むことが重要だと私たちは考えています。