経済学部ゼミブログ

2009.06.22
- 経済学部
- 経済学科
縦ゼミ『Ecoと途上国支援』
ブログ投稿者:経済学科 二階堂 有子

今年度から私のゼミは、学年ごとにゼミを行う横ゼミではなく、2年生と3年生が一緒にゼミを行う縦ゼミに変更しました。それは、3年生は2年生を導き、2年生は3年生の背中を見ながら良いところをどんどん吸収して欲しいと思ったからです。

一つのゼミでは、「発展途上国はなぜ貧しいのか」、「どうしたら発展することが出来るのか」、「発展途上国に共通な経済構造はあるのか」などを扱う、開発 経済学を勉強しています。そして、このゼミの「ウリ」はエコキャップ活動です。エコキャップ活動とは、ペットボトルのキャップを再資源化し、その収益を 使って発展途上国の子供たちにワクチンを送るという活動です。現在のペットボトルの再資源化は、ボトルだけが対象で、キャップは一般のゴミ同様に焼却処分 されています。しかし、キャップを分別・回収することで、焼却に伴うCO2を削減できるほか、感染症で命を落としたり、後遺症に苦しむ子供たちを救える可 能性があるのです。(エコキャップ推進委員会( http://ecocap007.com/ )によると、ペットボトルのキャップは、400個で3.15kgのCO2が削減され、10円になります。ポリオワクチンは1人分20円なので、800個で1人の命を救えることになります)
この活動のきっかけは、武蔵大学がとてもecoな大学であることと関係があります。たとえば、武蔵大学は早くから太陽光発電や風力発電を設置し、太陽光発 電は5号館と10号館のエレベーター、風力発電は1号館・学生ホールの携帯充電器のエネルギーとしてそれぞれ利用されています。ゼミで開発経済学を専攻 し、こうしたecoな環境に身を置く者として、他に何か出来ることはないかと考えた結果なのです。
ゼミでは「特色あるゼミ活動に対する 助成金」を利用して、学内にキャップの回収箱を設置し、毎週ゼミが始まる前に回収を行いました。写真は、リサイクル業者へキャップを送るため、キャップの 洗浄と梱包を行った時の様子です。この活動を始めた頃は、「お金を寄付した方が早い」という消極的な学生もいましたが、活動が1年を迎え、たくさん集まっ たキャップを前に多少なりとも達成感を味わったのではないでしょうか。
この活動のきっかけは、武蔵大学がとてもecoな大学であることと関係があります。たとえば、武蔵大学は早くから太陽光発電や風力発電を設置し、太陽光発 電は5号館と10号館のエレベーター、風力発電は1号館・学生ホールの携帯充電器のエネルギーとしてそれぞれ利用されています。ゼミで開発経済学を専攻 し、こうしたecoな環境に身を置く者として、他に何か出来ることはないかと考えた結果なのです。
ゼミでは「特色あるゼミ活動に対する 助成金」を利用して、学内にキャップの回収箱を設置し、毎週ゼミが始まる前に回収を行いました。写真は、リサイクル業者へキャップを送るため、キャップの 洗浄と梱包を行った時の様子です。この活動を始めた頃は、「お金を寄付した方が早い」という消極的な学生もいましたが、活動が1年を迎え、たくさん集まっ たキャップを前に多少なりとも達成感を味わったのではないでしょうか。
今回送付したキャップは、14,000個にのぼり、CO2を110.25kg削減し、17.5人分のワクチンになりました。