経済学部ゼミブログ

2008.04.01

  • 経済学部
  • 金融学科

学生の経済を見る目は素晴らしい!

ブログ投稿者:経済学部金融学科 徳永俊史

初回のブログから早くも2回目の登場です。前回は1年生のゼミ(プレ専ゼミナール)について書いたので、今回は2年生以上のゼミ(専門ゼミナール)を取り上げます。
 
ちょ うど年度が替わるので、昨年度の活動実績についてお話ししましょう。私のゼミでは、4、5人のグループで1つのテーマに取り組みます。あるグループは、 「ブルーレイ陣営の企業分析」に取り組みました。ブルーレイ陣営 vs. HD DVD陣営の覇権争いについては皆さんもご存じの通りかと思いますが、ゼミ生はブルーレイ陣営を取り巻く環境と関連企業の戦略について分析した結果、ブ ルーレイ陣営の勝利を予想しました。今年に入り、事態は急変し、ブルーレイ陣営の勝利が確実になったニュースを聞いたときは、あまりのタイミングの良さも さることながら、学生の将来を見通す能力に私も驚きました。その他にも、アレルギー関連企業や国際物流関連企業など企業経営の視点から分析したグループ、 株主優待や少ない金額で株式を購入できる企業など株式投資の視点から分析したグループ、さらには、娯楽・嗜好品など人々を魅了する商品・サービスを提供す る企業に注目したグループがありました。
 
これらテーマ選択に関しては学生が自主的に行い、私は一切口をはさみません。正確に言うと、私も 想像しないような面白いテーマを探してくれるからその必要がないのです。私からの注文は1点のみです。「企業のデータを使って客観的に分析しましょう」。 企業のデータといっても、株価や会計情報はもちろんのこと、商品の市場占有率やCM好感度ランキング、さらにはHPの見やすさなども含まれます。さて皆さ んも自分のイメージしている企業や経済を実際のデータを使って分析してみませんか?