会長挨拶

凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない

父母の会会長
藤村 建雄

 新型コロナウィルスの感染によりお亡くなりになられた方々、重い病状に陥っておられる方々に心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。
 
 三度目の非常事態宣言が発出されている中、今年度の父母の会会長を仰せつかりました藤村建雄と申します。
 
 昨年に引き続き保護者の皆様におかれましては、ご子弟の皆様の学業の継続・通学時及び授業による感染リスク・コロナ以前とは違う制限された学生生活に心を痛めておられることと存じます。このような状況下でも本学においては様々な感染防止処置、学業・大学生活への影響緩和の諸対応策を講じ、お骨折りいただいており、大学関係者の皆様に心から感謝申し上げる次第です。しかしながら、正常な状態であれば、学業もサークル活動などで友人と切磋琢磨しあい、貴重な経験と思い出を作る時間を奪われた学生たちのことを思うと、一人の保護者として彼らにかける言葉もありません。
 
 それでも、本学学生の皆さんにお伝えしたいことがございます。皆さんは昨年より、様々な困難な状況に囲まれている中で、非常に頑張っておられることに心からの敬意を表します。その困難な中でも大学や父母の会は常に皆さんのことを考えています。決して一人で悩まないでください。この異常事態をどのように過ごし、利用し、将来に繋げるかは皆さん次第です。質はともかく学問は大学に行かなくても取り組めます。どこまで出来るかは皆さん次第です。皆さんが就職して様々な仕事に取り組む際、業界職種に関係なく常に困難は待ち受けています。何かに取り組もうとすると、必ず壁は存在します。
 
 皆さんは学年や学部は違ってもそれぞれが置かれた状況に応じて立ち向かっていると存じますが、この逆境を社会に飛び立つ準備・練習の期間と考えてみてはいただけませんか。そして、現状を皆さんの若くて純粋な眼でしっかり見つめ、分析し、困難に立ち向かう時の考え方・動き方を見つけ出してください。正解はありません。大切なのは、正解を人に教わるのではなく、自分で考え導き出すことであり、それを行う習慣を身につけることです。
 
 困難こそ人を成長させる最大のチャンスです。
 本学に関わるすべての方々が、来春こそ、晴れやかな気持ちで桜を見上げられるよう、微力ながら精励して参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。
2021年5月