東大大学院へ進学し、
最先端のマクロ経済学を学ぶ

経済学部 経済学科 PDP5期生
2019年4月入学

#経済学部 #国際教養学部 #国際・留学 #卒業生 #大学院生

PDPの学修環境や好きな授業について教えてください。

少人数で、先生に質問しやすい環境という点がとても良かったです。同級生と勉強を教え合ったりすることがよくありましたし、先輩に教えてもらうこともありました。好きな授業は、Elements of Econometrics。この授業では、回帰分析の理論を理解し、実際に統計パッケージを使って、データを分析します。統計パッケージを使い、コードを書くというのは、初めての経験でしたが、先生がコードまで丁寧に授業内で解説してくれたので、使いこなせるようになりました。この授業で学んだことは、卒業論文など他の研究・学習でも役に立っています。

東京大学の公共政策大学院へ進学されると伺いました。なぜ、進学しようと思ったのですか?また、将来どのようなことに活かせると思いますか?

大学院進学を考えた理由は、高度な経済分析能力を身につけたいと思ったからです。具体的には、大学院で最先端のマクロ経済学を学び、Matlabというソフトを用いて、経済的なショックや税制の変更が起きたときに、消費者や企業の行動がどう変わるのかといった事をデータを使いながら、分析することができるようになりたいと考えています。将来は、修士課程修了後に、国家公務員としてEBPM(エビデンスを重視する政策立案)の推進に携わりたいと考えており、大学院で学んだ高度な経済学やデータ分析のスキルが活かせると思っています。

国家公務員採用総合職試験に合格されたそうですね。にもかかわらず、進学を選ばれた理由を教えて下さい。

自分が将来どのように、国に貢献できるのかということを考えたときに、答えが出ませんでした。しかし、欧米では、行政官の中に高度な経済学の訓練を受けた人が多いということを知り、大学院で学んだことを社会に還元するということなら自分にも出来そうと思い、学部卒業後に直接就職するのではなく、進学することに決めました。大学院での学習・研究にしっかりと取り組み、修了後に活躍できるよう、知識とスキルを身につけたいと考えています。

PDPの履修を考えている、あるいはこれから始める学生に、アドバイスをお願いいたします。

世界に通用する水準で経済学を学びたいと思う学生には、PDPの履修をオススメします。経済学を初歩からかなり高度なレベルまでに、段階的に英語で学べるカリキュラムを用意している大学は、日本にはあまりないと思います。また、海外の大学院に進学したいと考えている人にもPDPの履修をオススメします。このプログラムを履修した他国の生徒からは、オックスフォード大学やケンブリッジ大学などの名門大学にも進学した生徒がおり、世界的に評価が確立していると思います。