子どもたちに楽しく文化を伝えたい
ローカルヒーローに賭ける思い
人文学部 日本・東アジア文化学科
高橋 日菜 さん(2025年4月入学)
人文学部 日本・東アジア文化学科
高橋 日菜 さん(2025年4月入学)




石井先生が開講されている遺跡発掘の実習で宮古島へ行ったときに、島でヒーローショーを行いました。狩俣集落に住む子どもたちに狩俣の文化や歴史を教える内容のショーで、最後にどれくらい理解してもらえたかクイズをだしたら、みんな全問正解だったのです!ちゃんと伝わっているということが感じられて、とてもやりがいを感じました。
高校生の時、子どもたちに社会問題を伝える国際イベントを企画しました。ただ座って学ぶだけでは飽きてしまうだろうと思い、留学生の方にお願いして、その国のごはんをつくってもらったり、アフガニスタンで交渉にあたってるユニセフ職員の方と現地から中継を繋いでお話をうかがったりしたのですが、そもそも社会問題に興味がある子たちしか来ないという根本的な問題にぶつかりました。
ローカルヒーローは、その土地の方言を話すなどヒーロー自体に文化が息づいています。わたしも小学生の頃「琉神マブヤー」の主題歌やセリフから沖縄弁を自然に覚えました。ローカルヒーローには子どもたちに構えさせることなく、楽しく何かを伝える役割、コミュニケーションツールになるのではと考えています。
