2025年度秋学期最終報告会を実施しました

ブログ投稿者：学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム　伊藤　普子

12月6日（土）に最終報告会を一般公開で、本学教室会場とオンライン会場のハイブリッド形式で開催しました。最終報告会では、学部横断チームで制作した小冊子を簡易製本したものを会場内で配布し、今期ご協力いただいた生活クラブついて調査・分析してきた内容と、生活クラブを取り巻く社会課題を解決するために考案した提案内容をプレゼンテーションしました。

12月1日(月)のプレ発表以降、何度も教員からアドバイスを受けながら資料を修正する日々でした。2チームともに小冊子と発表用パワーポイントを完成させたときには、最終報告会前日の夜となっていました。
最後の追い込みでは、この3か月間の調査・分析量が作業の対応力に影響することを実感したようです。情報収集をコツコツと積み重ねて課題内容を理解してきたメンバーたちは、タスクを確実にこなしながらチームに貢献し、より良い発表につなげていくことができました。

発表のコンセプトは、Aチームが「感情でつながる-くらしを動かす-」、Bチームが「「手と手がつながり」共創へ」でした。最終報告会では、来場してくださった方々に向けて、自分たちの言葉でしっかりと発表することができたことで、発表後の履修生たちの顔は満足感や安堵感に満ち溢れていました。
発表後には、生活クラブ連合会担当者の方々や学内役職者からは、「＜感情＞という言葉をコンセプトに持ってきたことがとても良かった」「これまでの調査・分析してきた成果が、よく出ていた発表であった」「いろいろな人とのコミュニケーションを想定した提案の内容は、これからの社会に必要なことだと感じた」「生活クラブとSDGsの関連性の表現方法が適切ではない」など、たくさんのコメントをいただくことができました。

今回履修生たちが調査してきた生活クラブは「生活」に根ざして ”自ら考え、自ら行動する”市民が集う「クラブ」として1965年に創立された生活協同組合です。生活クラブを通して、「自分たちの暮らし」に向き合う機会を得られたことは、これからの社会を創り出す履修生たちにとって、とても意味あることだったと感じています。今回得た学びや気づきを、ぜひこれからも大切にしながら大学生活を送ってください

最後に、最終報告会を終えた後の履修生の日記を紹介します。
「このゼミを通して、自分の至らなさにしんどくなることもあったけれど、全力で走り抜けられたこと、本当に素敵な仲間と一緒に取り組めたことが本当に楽しく、本当に良い経験だったと思う。こんなにも感情が動くこと、人前で涙が出るほど感情があふれたことは自分自身にとって驚きだったし、新たな自分に出会えたようでとてもうれしかった。このメンバーと出会うことができたご縁を大切にして生きたいし、これからも成長していけるように頑張りたい。今回の学部横断ゼミを履修することができて本当に良かったなと強く感じる。」

【在校生へのお知らせ】2026年度履修生募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2026年度履修生を募集中です。
□申込期間：2025年1月14日（水）まで
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。

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