学部横断ゼミブログ

2026.07.16

【学部横断ゼミ】2026年度春学期最終授業

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

 7月13日(土)の2時限目~4時限目に授業が行われました。
今回の授業では、他者評価、360度評価、キャリアコンサルタントとの面談、チームや役割分担に関するKPTの話し合いなど、これまでの活動を第三者の視点を通して「社会人基礎力」を指標に振り返る時間となりました。
 
振り返りのプログラムに入る前に、2チームそれぞれが「社会人基礎力」の発表を行いました。これは、このプロジェクトを通じて経験した「チーム形成において苦労した点や直面した壁」、そして「その状況の中で何を考え、どのように成長したのか」を自由な形式で10分間にまとめて発表するもので、本授業における最後のプレゼンテーションとなります。
両チームとも、これまでの取り組みを動画にまとめ、工夫を凝らした発表でした。チームメンバー全員が主体的に活動へ参加するようになるまでには、それぞれに紆余曲折がありましたが、話し合いを重ねながら互いの立場や考えを理解しようと努力してきたことが伝わる内容でした。また、困難を乗り越える過程で培われた自己管理力、チームワーク、リーダーシップなど、学生たち一人一人の成長が感じられる発表となりました。
その後のプログラムで最も時間をかけたのは、チーム内での他者評価です。チームメンバー同士で、できた点や改善が期待される点の両方について相互フィードバックを行いました。授業最終日を迎え、達成感や充実感、反省など、学生一人一人が抱く思いはさまざまです。そのような感情に対し、自分自身の視点だけでなく他者からの視点も交えながら向き合うことで、新たな気づきを得る機会となったようです。
 
今期は、生成AIをこれまで以上に活用しながら課題解決に取り組みました。授業開始当初は、履修生たちが生成AIに答えを求める場面も多く見られましたが、教員から活用方法のポイントを学ぶ中で、「答えは自分たちで見つけ、決めていくものだ」という意識を持ちながら使用できるようになりました。そして、膨大な情報の整理を得意とする生成AIを活用しながら、物事の背景や原因を理解して思考の幅を広げ、課題解決の鍵となるポイントを見極める力を徐々に養っていきました。今回のチーム活動を通じて、正解のない課題に挑戦する面白さや醍醐味を実感できたのではないでしょうか。
今後も、この授業で培った「自ら調べ、自ら考える力」をさらに伸ばしていくことを期待しています。 
最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「横断ゼミでは、普段関わることのない学部の学生と協力し、一つの提案を作り上げるという貴重な経験ができた。同じテーマに取り組んでいても、学部によって着眼点や考え方が全く異なり、自分にはない視点に何度も驚かされた。最初は意見の違いに戸惑うこともあったが、その違いがあったからこそ、より良い提案につながったのだと思う。また、この3か月間は、アイデアが思いつかず悩んだことや、意見がまとまらず話し合いが長引いたこと、発表直前まで資料作成に追われたことなど、決して順調なことばかりではなかった。しかし、そのような困難を乗り越えたからこそ、最終報告会や最後の社会人基礎力の発表では、大きな達成感を味わうことができた。
この横断ゼミで得たものは、発表や提案の成果だけではなく、一つの目標に向かって異なる価値観を持つ人と協力することの難しさと面白さである。この経験は、今後の大学生活や就職活動、そして社会に出てからも必ず生かせる財産になると思う。横断ゼミに参加して本当に良かったと心から感じている。」