学部横断ゼミブログ

2015.12.09
ドラフト提出
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月7日(月)2時限目と3時限目に授業が行われました。今回の授業では、CSR報告書のドラフトを教員に提出しました。学部ごとで活動したフェーズ1の調査結果を生かして、編集方針、構成、コンテンツ、デザインなどをチームで話し合い、実際に記事を執筆し、CSR報告書を作り上げています。

提出された報告書を教員たちは丁寧に読み込み、学生に改善点などをフィードバックしていました。「構成を再考するように」「前後の結びつきが分からない」「CSRという観点から企業をどう見ているのか?」「オリジナリティや流れが出てきている」などいろいろ気付いた点を学生たちに伝えていました。これを受けてどう修正していくのかは、チームでまた考えていきます。

この授業では、CSR報告書を実制作することを通して、学生自らも一市民として持続可能な社会を築くために果たすべき役割を意識することを目指しています。数年後には社会に旅立つ学生たちが、今の社会を知ることで、今何を勉強するべきなのか、社会に出たらどんな働き方ができるのかなど考えるきっかけにしてほしいと思います。

これから来週の土曜日の最終報告会までは、この授業の中でも密度の濃い時間となるはずです。報告書を作り上げる過程は不安も大きいでしょうが、その結果がどうなるか楽しみにしている気持ちもあると思います。もうしばらく全員が意見を出しあい、CSR報告書がさらに磨きがかかるように最後までチームで頑張ってください。
最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「今回は、CSR報告書の中間提出だった。報告書は最後の詰めの甘さが出てしまっており、真剣な面持ちでCSR報告書を読んでくださる先生方の様子を見て大変、緊張した。分業で効率化を図ったが、共有不足が仇となり小さなミスやデザインの統一性の無さが出てしまった。表紙も出来上がっておらず、とても中途半端だと思った。「あの文章はページに組み込んでくれたのか」「表紙はどうするのか」など呼びかけをしてくれるのはいつも決まった人だ。その人が声をかけなければ動かないのは、報告書作成に携わっている身として本当に良くないことである。その人の主体性や状況把握力を見習っていきたい」
「15人もいれば人それぞれ考え方や認識のズレがあって当然だ。でもそこでどれだけ自分の考えを発信し、自分と違う意見を受け入れ、それを自分の力で理解し全員の考えを一つにまとめるかがこの授業の大変なところであり、面白いなと思うところだ。今日先生方にも「わからないことを15人でわかるようにするのがこの授業です」と言われた。まさにその通りだと思う。自分一人で考えていてもいい案は浮かばないし、皆で解決いていくことに意味があるのだなと改めて思った」
<最終報告会のご案内>
12月19日(土) 13時~15時20分 1201教室、1203教室(入退場自由・予約不要)