残り3週間を切る

ブログ投稿者：学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム　伊藤　普子

11月30日（月）の2時限目と3時限目に授業が行われました。最終報告会まで残り3週間を切りました。「今やるべきことが本当にこれでいいのか」と自問自答しながら進めていきます。

月曜2時限目のクラスでは、教員から学生たちの考えるCSR報告書に対して「その軸はおかしい」と厳しい指摘があり、一からチームで考えることになりました。チーム中で「おかしい」と問題意識を持っている人がいても、ほかのメンバーが「面倒だからこのままで」とブレーキをかけてしまう場合がありますが、今回は果敢にも一度考えた軸を壊すことを選択しました。教員は「この授業の課題は楽にできるものではない。チームで汗をかいて、考えぬき、オリジナリティのある報告書を作成すること」を強調していました。

課題である＜CSR報告書＞を作成するためには、担当する会社をよく見て、資料をよく読んで、それを自分達の言葉で表現することが求められます。さまざまな情報を一つにまとめあげることは、話し合いの中で本当に難しいことです。来週はCSR報告書のドラフト提出をすることになっています。＜伝えたいこと＞をどんな色や文章、デザインで表現するのか、＜伝える形＞までにこだわって作成してほしいと思います。

12月19日（土）の最終報告会まで残り3週間となりました。この授業はCSR報告書を作成するとともに、チーム作業の中で社会人基礎力を育成することも目標にしています。自分の強みや弱みにしっかり向き合いながら、乗り越えられる課題は乗り越える努力をしてください。最後に自分に何が残るかは自分次第です。

最後に学生の授業後の日記を紹介します。
「軸を考え直してからは比較的スムーズに話し合いが進んだように感じた。しかし、軸を考えたあと、そこから具体的な活動が結びつけることが難しかったことから圧倒的な知識不足も感じた。報告書作成と並行してさらに知識を深めなければならないと思った。私は考えの異なる人と深く話をしてみたくてこの横断ゼミに参加した。もう一度考え直してみて、考え方が違うと諦めては、私が参加した意味がなくなってしまうと改めて感じた。自分の考えを伝えること、相手が何を言いたいのか理解することを諦めずしていきたいと思った」

「今回の授業では軸について先生方から厳しい指摘をいただいた。自分も含めメンバーはさまざまな心境になったと思うが、今回のような段階は遅かれ早かれきていたと思うし、むしろこのように何度もやり直しながら作業を進めるのが横断らしい授業だと思った。決して楽でない作業だが、より良いものを作りたいという想いのために試行錯誤しなければならない。指摘の中で一番身に染みたのは、チーム活動としての意識だった。周りを巻き込みながら頑張るという意識が私にはなかった気がした」

＜最終報告会のご案内＞
12月19日（土）　13時～15時20分　1201教室、1203教室（入退場自由・予約不要）

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