学部横断ゼミブログ

2011.05.26
フェーズ1④・・・変化
ブログ投稿者:教育GP推進チーム 伊藤普子

5月23日(月)、23日(火)に授業が行われました。回を重ねるたびに議論が活発になっている様子が伺えます。授業開始当初は全く発言できなかった学生が、しっかり自分の意見を言えることができるようになったり、チーム全体で頑張ろうという意識でお互い何らかの形で働きかける力がついてきているなど、さまざまは変化が見えます。
毎回、授業後48時間以内に日記を書き、自分を振り返りますが、今回日記が変わったと感じる学生が多くいました。ある学生は「口や日記で書くのは簡単だけど、実際に行動することは難しい。これまで何回か日記を書いてきたが、いつもそう思う。少しでも行動に移さねば。ここでもう一度、社会人基礎力アドバイスシートを見直してみたい。初心忘るべからず」と書いてありました。そしてある学生は「情報量の少なさに甘えていた部分があったという事実を認めてアプローチの仕方を変えるなど必死にトライしてみたら結果がついてきた気がした。みんなで助け合って進もう」と書いていました。

中間発表会に向けてカウントダウンが聞こえてきた今、どの学生もあせっています。村山人文学部助教の日記には「急ぎながらも、焦らないこと。一見矛盾しているような表現ですが、こんなことを思います。「急げ」というのは、誰かの指示がなくても、必要と思うことは自分で考えて行動していかないと、時間がないということです。その一方で、自分たちの頭で考える部分には時間をかける必要があります。ものごとの芯を捉えて、それを言語化させていくには、熟成の時間が必要です。分析に時間をかけないと、拙速な結論や考えの浅い推論になってしまいます。周囲のスピードに振り回されたり、すぐに結果が得られないことに焦るのではなく、考えを熟成させていく過程を大切にしてほしいと思います。」とありました。

時間はまだあります。稲増社会学部助教が「疑問は研究の大切な第一歩」と述べていましたが、まだまだ貪欲に情報を得ようと努力してほしいと思います。そしてそのためには、一人ひとりがお互いの心を開く変化が必要になると思います。
来週授業では、中間発表会用プレゼンテーションを教員の前で発表します。たくさんのダメだしがでるでしょう。でも、一人ひとりの変化を見ることができると期待しています。