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2026.01.07

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お知らせ

新年のご挨拶2026 —学長 高橋徳行—

 

本年も昨年に引き続き、国内に限れば大きな災害や事故もなく、比較的穏やかなお正月を迎えることができましたが、1月6日には島根県東部を震源とする地震が起こり、何人かの方が怪我をされています。被害に遭われた皆さまの一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。

 

2026年は18歳人口が110万人台を維持する最後の年になり、これからは減少がしばらく続きます。2040年以降は人口減少もやや落ち着くと予測されていますので、この時までに、今まで以上に社会に必要とされる大学となっているかどうかが、武蔵大学としての次の100周年をよいかたちで迎えるための必要条件と言えます。

 

2027年度から始まる新しいカリキュラムの設計は完了しましたので、今年は新カリキュラム準備の総仕上げの年になります。教員人事や授業計画など、新しいカリキュラムを実質化するための重要な仕事が残されていますので、気を緩めることなく目標に向かって進んでいきたいと思います。

 

教育・研究環境の面では、20257月に新しい学生食堂を備えた新2号館が竣工し、9月からは学生の皆さんにも利用いただけるようになりました。食事の場であると同時に、自習やグループ学習、そして友人との語らいの場としても大いに活用してほしいと願っています。キャンパスでの時間の過ごし方そのものが学びの質を左右する時代に、学内のさまざまな空間が、学生の皆さんの成長を支えるインフラとなることを期待しています。

 

ゼミの武蔵も進化を続けます。それはゼミナールという授業としての進化にとどまらず、学生全員が1年生から個性あふれるさまざまなゼミに所属していることから生まれる、企業文化ならぬキャンパス文化も指しています。ゼミで異なる分野を学んだ学生同士が授業や課外活動で出会い、ときには一緒に活動することで、異なるもの同士の交流から何らかの化学反応が生まれます。その化学反応の機会は、ゼミが数多く存在することでより豊かになります。それが「ゼミの武蔵」から生まれたもう一つの財産であり、武蔵大学ならではの強みだと思います。強い個性と、他者を理解し他者と協働する力・実践力という、一見すれば両立が難しい力を身に付けたところに、武蔵大学の在校生や卒業生の特徴が発揮されます。

 

こうした武蔵大学の魅力は、学内だけでなく社会に向けても発信されつつあります。武蔵大学の卒業生でもある中川陽介監督による、武蔵大学を舞台とした映画「夢で会えたら」が同窓会とのコラボレーションによって昨年11月に完成しました。まだご覧になっていない方も多いと思いますが、武蔵大学の素晴らしさが映画を通して伝わる作品でもありますので、在学生や教職員の皆さんはもちろんのこと、保護者や同窓生、そして一般の方にもご覧いただける機会を積極的に設けていきたいと考えています。

 

入学試験の面でも、総合型選抜入試の志願者が初めて800人台に達するなど、武蔵大学で学びたいと考える受験生が着実に増えています。この流れは、これまで積み重ねてきた教育・研究の努力や、学生・卒業生の活躍に対する社会の評価の表れでもあります。この勢いを一過性のものとせず、今後も持続させていくことが重要であり、そのためにも学内外の皆様との連携を一層強めていきます。

 

今年は、干支で言えば丙午(ひのえうま)になります。「丙(ひのえ)」の火の性質と「午(うま)」の行動力が重なり、情熱的でエネルギッシュ、かつパワフルな年になるはずです。火の性質と行動力が重なり合う年にふさわしく、武蔵大学もこれまでの取組みをさらに具体的な成果につなげていく活力に満ちた一年としましょう。

 

本年も、常に初心に立ち返りつつ、何事にも前向きな姿勢を失うことなく努力してまいりますので、皆さんには昨年以上のご支援を賜りますようお願い申し上げます。最後になりましたが、本年が皆さんにとって、実り多き一年となりますことを心より祈念し、新年のご挨拶といたします。

2026年 学長 髙橋徳行