NEWS & EVENTS
2026.07.13
- 教育・研究
- 教務課
お知らせ
【学部横断ゼミ】2026年度春学期最終報告会開催
7月4日(土)に今年度春学期「学部横断型ゼミナール・プロジェクト(科目名:学部横断型課題解決プロジェクト)」の最終報告会が一般公開にて、課題提供企業であるアイリスオーヤマ株式会社のご担当者の方々を本学にお招きして、開催されました。
今学期の履修生たちは、下記課題に取り組みました。
①課題提供企業を取り巻く多様なステークホルダーを整理し、企業が社会の中でどのような役割を果たし、どのような関係性の中で活動しているのかを明らかにする。その上で、企業と社会との関わりを通じて、現代社会の仕組みや課題、環境との関係について考察し、小冊子としてまとめる。
②その課題に対して、課題提供企業を通して私たちの未来をどう創っていくのか提案を考える。
春学期は2年次生以上が履修対象です。今期は、3年次生12名、2年次生7名の計19名が履修し、2チームに分かれ、アイリスオーヤマの事業内容や歴史、そして同社を取り巻く課題について調査・分析を行いました。
授業開始から中間発表会までは、学部ごとに分かれ、それぞれの専門性を生かしながら調査・分析を進めました。その後は学部横断型のチームを編成し、中間発表までの調査・分析の成果を踏まえながら、チームでの議論を重ねて具体的な提案を検討しました。
最終報告会では、オンライン参加者を含め60名を超える方々にご視聴いただき、各チーム30分間のプレゼンテーションを行いました。また、作成した『小冊子』については、会場参加者に簡易印刷版を配布するとともに、オンライン参加者には画面共有したPDF版を閲覧していただきました。
最終報告会では、オンライン参加者を含め60名を超える方々にご視聴いただき、各チーム30分間のプレゼンテーションを行いました。また、作成した『小冊子』については、会場参加者に簡易印刷版を配布するとともに、オンライン参加者には画面共有したPDF版を閲覧していただきました。
1チームは、「トキ消費」という若者の消費動向に着目し、「トキで出会う、モノで寄り添う」をコンセプトに、<IRIS LABO>を提案しました。もう1チームは、C・ライト・ミルズの『社会学的想像力』をもとに、「ソーシャルイン」という、身近な困りごとの背景にある社会全体の問題を捉える視点を導き出し、その視点から新たな提案を考案しました。これらの提案には、「消費者動向の変化」「防災」「介護」といった社会課題を解決したいという学生たちの思いが反映されています。
発表後には、アイリスオーヤマのご担当者や学内役職者の方々から、
・「現在を知るという視点だけでなく、近未来を見据えた視点も欲しかった」
・「AI生成を活用しながら、提案内容を示す画像が分かりやすく工夫されていて良かった」
・「人口減少や高齢化が進む中、世界的にも『ソーシャルイン』の視点は重要だと感じた。若い世代からこのような考察が生まれたことを大変意義深く思う」
などのご講評をいただきました。
今回、アイリスオーヤマ株式会社のさまざまな事業について調査・分析を行うことで、企業と社会との関わりや、現代社会の仕組み・課題、さらには環境との関係について考察を深めることができました。これは、大学で学んだ知識を社会の中でどのように実践していくのかを考える貴重な機会となりました。
来期も、企業を取り巻く課題について考察するという正解のないテーマに対し、多様な視点を持ちながら問い続ける姿勢を大切にし、本プロジェクトを展開していきます。
最終報告会後の学生の感想(授業用SNSより)
「無事、最終報告会を終えることができた。全員で発表できたことにホッとしている。私たちの分析の成果をしっかりと伝えられたと思う。発表のフェードバックでは、ソーシャルインの重要性、課題の着眼点などにも触れていただき、ここまでやってきたことは間違っていなかったと実感することができた。本当に嬉しかった。しかし、ステークホルダーとのつながりを詳しく伝えられなかったことや、防災セットのところで、アイリスオーヤマならではの商品提案をできていなかったことが課題として挙げられた。また、現在の私たちの防災意識はどのようなものなのかといった、現状をもう少し分析できていれば、より説得力のある発表になったのではないかと思う。また、AIがさらに活躍していくこれからの社会で、防災セミナーや介護イベントがどのような役割を果たすことができるのかをもっと深堀る必要があると感じた。企業のビジネスとして考える上で、「近未来を考える」ということがどれほど重要なのかを実感したことで、常に存続を意識するアイリスオーヤマだからこそ、その部分を強調しながら「ソーシャルイン」を考えていければ、AI社会にも対応する提案になったのではないかと発表が終わった今だからこそ感じている。」
「報告会の最後に先生が話されていた、快適な空間から抜け出す経験が大切というお話を受けて、この横断ゼミが始まったばかりの頃を思い出した。フェーズ1でも、フェーズ2でも、最初は初対面の相手と難しい課題に取り組んでいくことに不安を感じていた。また、横断チームになった後の2週間程度は、チーム関係の構築に苦戦してしまっていた。しかし、フェーズ1でもフェーズ2でも、対話を重ねるとともにチームメンバーと打ち解け、今では横断チームは快適な空間だと私は感じている。このように、今まで自分がいた空間から抜け出した先で、また新しくチームを構築し快適な空間にすることができた経験は、次の挑戦も成功させられるはずという自信につながった。授業での学びを活かせるように、今後も自信と「主体性」を持って、新しいことに挑戦していきたいと思う。」