NEWS ＆ EVENTS

本授業の課題は、以下の２つです。
①担当企業が果たしている社会的な役割や貢献を、社会課題（「サステナビリティ課題」という観点からとらえて整理して小冊子を作成する。
②その社会課題に対して、課題提供企業を通して私たちの未来をどう創っていくのか提案を考える。

昨年度までは「担当企業のCSR報告書の作成」という課題で実施してきましたが、今年度から協力企業を通した社会課題への提案に進化し、提案という側面により力を入れ、学生の主体的な思考や行動を促しています。
発表後には企業担当者や学内役職者から、「コアな商品も提案部分に組み込んでおり、よく調べている。この短い期間に、企業を分析しながら提案までまとめた頑張りを評価したい」「提案の＜縁食＞に関連したアイディアが、孤食で失ったものをカバーできるものだと感じた」などの感想をいただきました。

「最終報告を終えて率直に思ったことは、「これで全部終わりか」と割とあっさりしていたことだった。もっと解放される気持ちが強いと思ったが、そうでもなかったことに驚いた。それほどこの横断が辛いものではなく、楽しく日常的なものだったと思う。発表では完成度の高いスライドと、何度も練習してきてくれたメンバーによって、とても聞きやすい内容だった。当日朝まで睡眠時間を削りながら完成させてくれて頭が上がらない。
　この１週間では、役割分担が明確になってそれぞれが自分の持ち場を持てたことがすごくよかった。小冊子班、パワポ班、原稿班、それぞれの班のリーダーがまとめ上げてくれた。自分は原稿班だったが、班のリーダーが引っ張って指示をくれたおかげで完成することが出来た。そもそも自分は文章校正能力がとびぬけて高いわけではないので、チームで話しながら修正を加えていけたのがありがたかった。また「チームはこのように機能するのか」と、強く実感した。
　この期間において一番印象に残ったのは「妥協することを許さない」ことだった。自分は水曜日にパワポと小冊子のOKを教員からいただいた時に、あとはゆっくり作業できると思っていた。しかし各班のリーダーたちが、細かいところまで作品を作りあげようと、妥協を許さずに最後まで貫き通していた姿に尊敬した。自分は９割くらい出来上がった小冊子や原稿・パワポであれば良いと思っていたが、メンバーたちは10割まで完成させようと必死になっていて、自分の甘さに反省したと同時にこれからの自分の意識を変えていかなければと思った。ようやく出来上がった作品は、章のつなぎまで自然な流れになっていて、分かりやすく、誰に見せても自慢できるものになっていて素直に嬉しかった。」