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2023.03.23

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お知らせ

日本・東アジア文化学科 漆澤 その子 教授 著『絵で見て楽しい!はじめての歌舞伎』が刊行されました

本書の概要

絵で見て楽しい!はじめての歌舞伎
本書は、何となく敷居の高いイメージのある歌舞伎を小学生でもわかるように、また全くの歌舞伎初心者でも楽しめるように、ふんだんなイラストをまじえて多角的に解説したものです。演目のストーリーはもちろんのこと、舞台の仕掛けや衣裳・髪型のほか歌舞伎を彩る音楽に至るまで、歌舞伎にかかわるあらゆる事項を網羅したものになっています。

著者より一言

普段、近代を中心とした歌舞伎の研究をしている私ですが、一人娘を育てていくなかで、かねがね子どもにもわかる歌舞伎の入門書を執筆してみたいと考えていました。今回機会をいただき、小学校中学年以上を対象とした本書を出版することができました。とはいうものの、完成するまでには苦難の連続でした。子どもや歌舞伎を全く知らない人に向け、自分では当たり前だと思っている言葉や表現を咀嚼していくことは想像以上に難しく、ゼミの学生にも相談したほどです。しかし逆に考えてみると、この手強さこそが歌舞伎に馴染みのない人たちが超えられずにいる「ハードル」なのではないかと思いました。幾度かのリライトを経て完成されたこの本では、この「ハードル」を少しは超えたつもりです。お手にとっていただければ幸いです。
(漆澤 その子)