NEWS & EVENTS

2023.03.06

  • 教育・研究
  • 広報部

お知らせ

第3回アントレプレナーシップ「ビジネスプランコンテスト」入賞作品発表

2023年2月25日(土)、寄付講座「アントレプレナーシップ -新しい事業を始めるための経営学-」の集大成として、第3回「ビジネスプランコンテスト」を開催いたしました。当日は来場とZoomのハイブリッド型で行い、56件の応募の中から選ばれた9チーム23名がビジネスプランを発表しました。
審査の結果、今回は大賞(賞金100万円)、準大賞(賞金50万円)は該当なしとなり、入賞作品として優秀賞(賞金20万円)1組、準優秀賞(賞金10万円)2組、審査員特別賞(賞金5万円)3組が選ばれました。

入賞作品

優秀賞:賞金20万円

優秀賞

「Sleepchat」アラーム一体型のチャットアプリ

武蔵大学経済学部 4年

審査委員会からのコメント:
現在数多くのSNS関連アプリがある中で、ユーザーならではの体験をベースに、しかも、シンプルな工夫によって、今まで欠落していたコミュニケーション体験を生み出すアプリであること、すでに試作品を開発し、実証段階に入っていること、事業化への意欲が強いことを高く評価しました。

準優秀賞賞:賞金10万円

準優秀賞賞

「enfuture」学生の『現在の興味・関心』を、『未来の熱意』につなげるプラットフォーム

慶應義塾大学経済学部 4年、東京理科大学理工学部情報科学科 4年

審査委員会からのコメント:
新卒入社社員の早期退社率の高さに問題意識を持ち、その解決策の一つとして、自分自身のキャリアの未来像を描けていない大学1,2年生を対象に、長期インターンシップの仲介を行おうとするビジネスプランでした。インサイダーとしての情報にやや物足りなさを感じましたが、確実に存在するマーケットであり、またビジネスプランのロジックがしっかりしていたことを評価しました。
準優秀賞賞

「チューカツ!」企業紹介動画に特化した就活メディア

中央大学商学部 4年

審査委員会からのコメント:
優れた業績を持つ中小企業も採用市場では苦戦している現状を解決しようと、「まず知ってもらうこと」を「昨今、制作コストが飛躍的に下がった動画作成」によって実現しようとしたものです。このアイデアだけですと、同業他社との違いは明確になりませんが、「学生が学生目線で制作する」ことで差別化を図るものです。このような動きが広まることで、大企業以外の優れた企業に目を向ける学生が増えることを期待しています。

審査員特別賞:賞金5万円

審査員特別賞

「リアルロードゲーム」親子で交通ルールを学べる新感覚のすごろくゲーム

山形大学人文社会科学部3年、4年

審査委員会からのコメント:
交通ルールを親子で楽しめるボードゲームを通して学ぶというものです。ビジネスプランとしては改善の余地がありましたが、交通ルールに限らず社会マナー一般を学ぶボードゲームに発展する可能性があること、すでに試作品を完成させていることを評価しました。
審査員特別賞

「りょーいくっ!」障害児の保護者同士の交流の場をインターネット上で提供するサービス

武蔵大学社会学部 2年、亜細亜大学経営学部 3年、日本航空大学校石川 航空工学科 1年

審査委員会からのコメント:
学業の傍ら、障害児のケアをしている学生が、ある日保護者から「私たちにアドバイスするのなら、障害児の親になってからしてください」「当事者にならなければこの気持ちはわかりませんよ」と言われたことをきっかけに、それならば、「障害児の親同士のネットワークを構築し、当事者同士がコミュニケーションをとれる仕組みを作ればよいのでは」と思い、考えたプランです。事業化への課題は多いのですが、インサイダーとしての情報の厚さを評価しました。事業化に向けてさらに前進してください。
審査員特別賞

「課外活動特化型プラットフォーム」課外活動に関するお仕事を代行するサービス業

国際基督教大学教養学部 2年、東北大学工学部 3年

審査委員会からのコメント:
昨今、話題になっている教員の課外活動に対する負担をいかに軽減するかとともに、そこに既存のサービス業者(旅行代理店、学修支援関連業界など)を巻き込むことで、課外活動の質の向上も併せて狙ったビジネスプランです。事業化への課題は多いと思われますが、ロジックがしっかりしているので、課題をひとつひとつ解決していってください。課外活動の負担軽減だけではなく、今までなかった、新しい課外活動を作り出してください。
※撮影時のみマスクを外しています