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2022.12.19

  • 教育・研究
  • 教務課

お知らせ

【学部横断ゼミ】2022年度秋学期最終報告会開催

発表する㈱ウチダシステムズ担当チーム
12月10日(土)に今年度秋学期「学部横断型ゼミナール・プロジェクト(科目名:学部横断型課題解決プロジェクト)」の最終報告会が、協力企業である株式会社ウチダシステムズ東亜レジン株式会社の担当者を本学にお招きして開催されました。今回も春学期に引き続き、教室での聴講は本学学生と履修生のご家族の方々に限定し、一般の方々にはオンライン配信で聴講していただきました。

秋学期は、全学年が履修対象となっています。今期は、1年次生3名、2年次生12名、3年次生4名の計19名が履修し、9月12日から3か月にわたり、担当企業について調査・分析を進めてきました。最終報告会には70名以上に参加していただき、2チームともに自分たちの作成した『CSR報告書』の内容を30分でプレゼンテーションしました。

企業担当者様から発表に対するコメントを頂く㈱ウチダシステムズ担当チーム
本授業の課題は、以下の2つです。
①担当企業が果たしている社会的な役割や貢献を、「CSR」という観点からとらえ、大学生、特に文系の大学生にも理解しやすいように編集した「CSR報告書」を作成する。
②担当企業の今後のCSR活動とCSV活動に対する提案を考える。

発表後には企業担当者から、「皆さんのこだわりが随所に見られた良い発表であった」「事業の特徴を良く捉えた具体的な提案であった」「さまざまな壁を乗り越えて、今日の発表を迎えたということは、この授業の本来の目的である社会人基礎力を十分に身に付けることができたのではないか」「企業が大切にしているものからキーワードを導き出し、そこを軸にいろいろな場面を切り抜いて冊子に表現していたのが分かりやすかった」などの感想をいただきました。

発表する東亜レジン㈱担当チーム
本授業は、本学の<ディプロマポリシー>の中でも、「他者と協働する力」「学びを社会のなかで活用する力」を身に付けることを特に重要な目的としています。
授業の仕組みは、前半は学部ごとのチームで学部の特性を生かした分析を行い、後半ではその分析結果を持ち寄って、学部横断チームで議論を重ねながら、担当企業の<CSR報告書>を作成します。課題を通して、学生は自らの専門分野が社会でどう役立つのか実感し、チーム活動では、メンバーの行動や他分野の考え方を知ることで、「多様な視点」を学生が身につけることを企図しています

今回ご協力いただいた2社ともに、学生たちには馴染みの薄いB to B企業でした。実際に授業中に企業の方々とやりとりしながら課題に取り組む中で、学生たちは複数の専門の視点をいれることで、多様性を持つ解決方法を見いだせることや、コミュニケーションの大切さ、実社会の仕組みの奥深さを知ることができました。

最終報告会後の学生の感想(授業用SNSより)

企業担当者様から発表に対するコメントを頂く東亜レジン㈱担当チーム
 最終発表を終えて企業の方々、学内役職者からの講評をいただいて、個人的に最も嬉しかったのは、「看板の歴史」を褒めていただけたことだ。担当企業である東亜レジン㈱のことを調査していく中で、東亜レジン㈱のことを多く学べる一方、看板に関する知識がないことに気がつき調査し始めた。看板に関する情報や本を多く見つけることができず、限られた資料の中で情報収集し、「看板×社会問題」「看板×社会問題×東亜レジン㈱」と関連付けることが難しかった。時には、これをやる意味があるのか挫折することもあったが、仲間がいつも傍で支えてくれたからこそ、乗り越えられた壁だ。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。リーダーの言葉をかりるなら、「チームのみんなありがとう」!!
 最終報告会後の企業との座談会においても、担当者の方々から「これ好きだな」「会社説明会で使いたいですね」という前向きな感想を頂けたことで、これまでの自分らの努力は自信を高めるためのものであるとともに、誰かを笑顔にするための取組であったのかもしれないと感じた。


2022年度秋学期履修生が制作したCSR報告書
学部横断型課題解決プロジェクトホームページはこちらから

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【在校生へのお知らせ】2023年度履修申込について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」(通称:学部横断型ゼミナール・プロジェクト)は、2023年度に春学期、秋学期にそれぞれ1クラス開講を予定しています。
春学期は次年度2年次生以上、秋学期は全学年が履修対象となります

下記期間まで、履修申し込みを受付しています。
申し込み方法の詳細は、学生ポータルサイト 3sでご確認ください。

□履修申込期間: 2023年1月31日(火)まで