NEWS & EVENTS

2024.07.17
- 教育・研究
- 教務課
お知らせ
【学部横断ゼミ】2024年度春学期最終報告会開催

7月6日(土)に今年度春学期「学部横断型ゼミナール・プロジェクト(科目名:学部横断型課題解決プロジェクト)」の最終報告会が一般公開にて、課題提供企業である雪印メグミルク株式会社の担当者を本学にお招きして、開催されました。
本授業の課題は、以下の2つです。
①協力企業が果たしている社会的な役割や貢献を、社会課題「サステナビリティ課題」という観点からとらえて整理して小冊子を作成する。
②その社会課題に対して、課題提供企業を通して私たちの未来をどう創っていくのか提案を考える。
本授業の課題は、以下の2つです。
①協力企業が果たしている社会的な役割や貢献を、社会課題「サステナビリティ課題」という観点からとらえて整理して小冊子を作成する。
②その社会課題に対して、課題提供企業を通して私たちの未来をどう創っていくのか提案を考える。

春学期は、2年次以上が履修対象となっており、今期は、2年次生5名、3年次生11名の計16名が履修しました。4月から5月25日の中間発表会までは、学部ごとに分かれて協力企業について調査・分析し、その後学部横断チームとなり2チームに分かれて、「協力企業を取り巻く社会課題への提案」を考察しました。最終報告会にはオンラインも含め約80名に参加していただき、両チームともに30分間のプレゼンテーションを行いました。また作成した『小冊子』は、会場来場者には簡易印刷版を配布し、オンライン会場では画面共有したPDF版を流し、参加者の方々に読んで頂きました。
発表後には企業担当者や学内役職者から、「皆さんが考えたテーマと提案が合っていて、とても良かった」「発表の言葉も丁寧に選ばれていて想いが伝わる発表であった」「酪農家を見学した調査内容がしっかりまとめられていて、良い学びになったのだと感じた」「エシカル消費に注目した点は良かったが、エシカル消費が企業の価値をどう上げるのか論理的な説明がもう少し欲しかった」などの感想をいただきました。
発表後には企業担当者や学内役職者から、「皆さんが考えたテーマと提案が合っていて、とても良かった」「発表の言葉も丁寧に選ばれていて想いが伝わる発表であった」「酪農家を見学した調査内容がしっかりまとめられていて、良い学びになったのだと感じた」「エシカル消費に注目した点は良かったが、エシカル消費が企業の価値をどう上げるのか論理的な説明がもう少し欲しかった」などの感想をいただきました。

この授業は、産学連携が一つの特徴です。実際の企業を研究する中で、企業が社会課題の解決に向けて取り組むことで、新たな分野を切り開き、ビジネスとしていかに成長をはかろうとしているかを深く考察させます。
実際に、企業担当者様とのやり取りは、履修生たちにとって社会の奥深さを知る機会になりました。学生たちは、最終報告会では各チームが「恵りあい、恵りあわせる会社」と「つながる社会を目指して」をテーマに提案を考えましたが、学生たちが想定した以上に、提案を実現するためには多面的に考察していくことが必要だということが、企業担当者様からの講評で知ることができました。
今後も、「企業の取組みを通じて、社会課題を解決した上でどのような未来を作ることができるのかと」いう正解のない課題に、多様な視点を持ち、問い続ける姿勢を大切にしながら、本プロジェクトを展開していきたいと考えています。
実際に、企業担当者様とのやり取りは、履修生たちにとって社会の奥深さを知る機会になりました。学生たちは、最終報告会では各チームが「恵りあい、恵りあわせる会社」と「つながる社会を目指して」をテーマに提案を考えましたが、学生たちが想定した以上に、提案を実現するためには多面的に考察していくことが必要だということが、企業担当者様からの講評で知ることができました。
今後も、「企業の取組みを通じて、社会課題を解決した上でどのような未来を作ることができるのかと」いう正解のない課題に、多様な視点を持ち、問い続ける姿勢を大切にしながら、本プロジェクトを展開していきたいと考えています。
最終報告会後の学生の感想(授業用SNSより)

「講評では企業の方から、「感動した」という言葉をいただき、自分たちが頑張ってきて本当に良かった、努力が報われたと感じた。学部長からは、お褒めの言葉を頂いたあと、「表紙について」「提案で消費者の行動がどのように変わるのか」そして、「提案の実現可能性」についてご指摘を頂いた。提案の実現可能性、つまりコストやリスクについて、自分たちも議論したが、自分たちの信憑性のない目算を載せることへの抵抗、そして何より、大企業であり、資本力のある雪印メグミルクなら実現できるという考えに甘えてしまっていた。
AチームもBチームも発表で伝えたいこと、目指す社会はかなり似ているものだと感じた。どちらも、雪印メグミルクだけが社会に貢献し続けるのではなく、酪農家、消費者、雪印メグミルクの三位一体となって、自分たちの生きる社会を守っていく、果ては、そのような考えが3者にとどまらず、広がっていく。そんな社会を両チームとも理想にしていたと思う。そんな理想的な社会が、来るわけないと思われるかもしれないが、自分は本気でそんな社会が来るかもしれないと思っている。個人主義の進展とともに、共同体意識が失われた現代では、無条件に自己を認めてくれる、利害のない関係を求めている者はたくさんいる。雪印メグミルクが、人々が共通の利益を追求し、互いに支え合い、共通の目標に向かって協力する共同体基盤をつくれば、きっと皆が手と手を取り合う社会を実現させることができるかもしれないと考えている。」
AチームもBチームも発表で伝えたいこと、目指す社会はかなり似ているものだと感じた。どちらも、雪印メグミルクだけが社会に貢献し続けるのではなく、酪農家、消費者、雪印メグミルクの三位一体となって、自分たちの生きる社会を守っていく、果ては、そのような考えが3者にとどまらず、広がっていく。そんな社会を両チームとも理想にしていたと思う。そんな理想的な社会が、来るわけないと思われるかもしれないが、自分は本気でそんな社会が来るかもしれないと思っている。個人主義の進展とともに、共同体意識が失われた現代では、無条件に自己を認めてくれる、利害のない関係を求めている者はたくさんいる。雪印メグミルクが、人々が共通の利益を追求し、互いに支え合い、共通の目標に向かって協力する共同体基盤をつくれば、きっと皆が手と手を取り合う社会を実現させることができるかもしれないと考えている。」