教職課程活動ブログ

2021.11.04

3,4年生合同集中授業「授業検討会/講演会」が行われました

ブログ投稿者:教職課程事務室

研究協力者・柏村みね子先生のモデル授業

外国語(英語)のクラスでは、まず、元東京都公立中学校教員で新規英語教育研究会の柏村みね子先生のモデル授業を受けました。柏村先生は大学生でも楽しいと思える授業を展開されていました。そのような授業を行うためにはワークショップのように教師と生徒みんなでつくることが重要だと学びました。それを実現するには教師が生徒一人一人と向き合い、それぞれの興味・関心やできることを把握し、それらが活きる機会をつくることが大事だと思いました。【担当:3年ウエブサイト編集委員】

徳水先生のリモートによる講演を聴き入る3,4年生
元宮城県石巻市立雄勝小学校教員の徳水博志先生の講演会では、東日本大震災の被災地の復興教育についてお聴きしました。震災直後、震災のストレスによって子どもたちの様子は不安定だったそうです。県の教育行政との齟齬がありながらも、子どもたちが幸せだと思えることを第一優先に雄勝小学校は「復興教育」という独自の教育課程の中で子どもたちの心のケアを行ったそうです。そのエピソードから子どもたちの幸せを第一優先に何があっても子どもたちに寄り添う姿勢が重要だと思いました。【担当:3年ウエブサイト編集委員】

講演会「復興教育の実践と可能性」 一般社団法人「雄勝花物語」代表/元石巻市立雄勝小学校教諭徳水博志
<感想文>
・津波の様子を間近で目の当たりにしたり、震災で家族を失った子どもたちの精神的なショックは計り知れないものであると改めて感じた。それでも復興を教材とすることで、子どもたちは自分が生まれ育った地域(故郷)について考えを深めることができるだろう。また、体験活動や協働的な学びによって自主性が育まれ、自ら提案するなどの行動につながっていることも分かった。そして、子どもたちの作文や俳句を見ると、子どもたちの本音が伝わってきた。言語化することで自分の気持ちを整理・表現することができると学び、自分の今後の実践にも生かしていきたい。【人文学部英語英米文化学科4年】

 ・本日の講演会を聴くまで震災を何となく事実としてのイメージは出来ていたのですが、一番大切な復興についてのイメージが出来ていなかったことに気が付きました。また、ご自分も被災して余裕が無い時に、校舎も教材もなく、ベテランの先生方でも見たことの無いような子ども達の変化という正解の見えない中、子ども達の心のケアを教育に取り入れて教壇に立ち続けるということは本当に大変で凄いことだと思います。その姿に、教育と地域のつながりとどんな時でも変わらない「子どものための教育」の在り方を知りました。自分が就職してから震災や心に傷を負っている子どもに接する機会もあることや特に社会科の教科指導で防災も含まれているということからも、今回の講演を基にしっかりと今後も学びを深めていきたいと思いました。貴重な経験をありがとうございました。【社会学部社会学科 3年】