教職課程活動ブログ

2019.09.19

教職課程丹波山村合宿

教職課程では、8月22日より山梨県北都留郡丹波山村で2泊3日の合宿を行いました。参加した学生は、丹波山村の小中学校を訪問し、ワークショップを通じて子どもたちと一緒に課題に取り組んだり、白雉教育会の先輩がたとの交流など、さまざまな体験をしました。学生の感想をいくつか紹介します。
この3日間はあっという間でしたが、教育に関することはもちろん、少人数の中で生きる人々の生き方や考えを知ることができました。地域の人との助け合いや協力のもとで生きていくという、人と人のつながりや絆のようなものを感じました。

小学校や中学校では、山村留学やICT教育など少人数ならではの活動に取り組んでいるところ、児童生徒総数が少ないことが特別支援の観点からもメリットになっているところに魅力を感じました。しかし、メリットだけでなく、少人数だからこそ大変なことや生徒らが高校や社会に出た時に戸惑ってしまう可能性があるといった課題もあり、それらを解決するために行われていた教育ビジョン策定委員会は、大変興味深いものでした。小中一貫校の構想などを通して、丹波山村は可能性に満ちている場所だとあらためて感じました。

最終日に卒業生の方々と交流があり、現役の教師の方や教師を引退された方々のお話をきくことができました。一般企業に勤めるか教師になるか迷っている私にとって、教育現場の現状や経験談をきかせていただいたことは、大変勉強になりました。

この3日間は学びにあふれる有意義な合宿になりました。また来年もぜひ参加したいです。

人文学部日本・東アジア文化学科 2年 あかね

私は今回の合宿に参加し、ふだんの生活や今まで自分の育ってきた環境からは感じられないようなことを学んだ。私にとって、この経験における学びは、将来教育者になる場合はもちろんだが、それ以外の職業に就くということを考えた上でも、とても貴重であると考える。それは人に教える人間に必要なものは何なのか、相手に物事を伝えるために必要な能力は何かなどである。今回の合宿では、もののありがたみや感謝を実感することにもなった。

人文学部英語英米文化学科 2年 かずと