自然科学・身体運動科学分野活動ブログ

2022.11.09

  • 国東農業研修

安心院ワイナリーレストラン 渡戸貴臣 (国東-2022-17)

ブログ投稿者:基礎教育センター 教授 丸橋珠樹(Professor Tamaki MARUHASHI)

 鳥居橋を後にし4日目の昼食は安心院葡萄酒工房に隣接するワイナリーレストラン朝霧の庄で取った。朝霧の庄ではワインと合う豊後牛を使った料理や安心院特産品のすっぽん料理、院内町特産品のどじょう料理など大分県名物を使用した料理を提供している。私は九州ご当地グルメ王者決定戦第2位を獲得している1日限定20食のホルモンラーメンをいただいた。すっぽんラーメンもあったがホルモンラーメンが残り3食だけだったのでその希少性につられてそっちにした。豚骨ベースのスープだが私がいつも食べている家系豚骨ラーメンのようにこってりはしておらず、長崎県のちゃんぽんのような優しい味に特製ピリ辛味噌だれに漬けこまれたホルモンがよく合う一品だった。味一ねぎをはじめとした野菜も多く入っており人気な理由が分かる。併設している売店で、デザートに安心院葡萄とバニラのミックスソフトクリームを食べたが、思っていたよりも葡萄の味が濃く贅沢な気持ちになれた。
 
 食後は安心院葡萄酒工房に行った。時間の都合上ワイン醸造場・貯蔵庫・ぶどう畑等の施設全体を見学することはできなかったが、安心院葡萄酒工房は日本ワイナリーアワードという日本ワイナリー選びのガイドになる格付けアワードで2019年から4年連続で最高評価の5つ星を獲得している日本トップのワイナリーである。安心院葡萄酒工房が設立されたのは2001年だが、アジムワインは1971年から製造されている。1964年に駅館川を活用する農業水利事業と国主導の農地開発事業により降雨量が少ない瀬戸内海気候の安心院町が西日本有数の葡萄産地として生まれ変わったことが始まりだ。安心院葡萄酒工房にある自社畑の「あじむの丘農園」は下毛圃場・矢津圃場・大見尾圃場の3つの圃場からなり、2011年の下毛圃場での葡萄栽培が開始されてから、安心院町の環境に適している製法で土づくりから力を入れて高品質のワインを製造している。
 
 私はお土産として、「安心院ワイン フランシスコ ナイアガラ」・「ブランデー HIMIKO」・「安心院葡萄酒工房セレクションGrape Juice」を購入した。自分用にブランデーを購入したが、普段お酒を飲まない私からしても口当たりがやわらかく楽しむことができた。Grape Juiceは親と一緒に飲んだがとても砂糖不使用とは思えないほど甘く濃厚だった。ナイアガラはワイン好きの友達にあげたため私は飲んでいないが、「最高」とのメッセージとともに家族と夕食で飲んでいる写真が送られてきた。きっと満足してくれたことだろう。
 
 
  • 安心院葡萄園の農産品利用施設、レストランで地元食材を中心とした創作料理が提供されていた。撮影日時: 2022:09:04 13:11:02
  • 数多くの賞に輝く安心院のワインの歴史と解説板。撮影日時: 2022:09:04 14:15:39