自然科学・身体運動科学分野活動ブログ

2021.03.31

  • 武蔵One Point自然観察

霜柱と早咲き桜ー(Now 武蔵の自然 No-26)

ブログ投稿者:基礎教育センター 教授 丸橋珠樹

霜柱を踏みつけながら小学校へ登校した記憶のある学生さんも多いことと思います。でも、近頃はあまり見かけることもありません。それだけ空き地や裸地が大都会からは消え去ってしまっているのでしょう。火山灰土壌のところではできやすく、中国・四国地方などではあまり見かけないとのことです。ずっと以前には稲の裏作として、秋撒きで冬を越す麦も広く栽培されていました。麦踏といって、芽生えた麦を踏みつけて根が霜柱で浮き上がるのを抑え、根付きをよくする作業がありました。

武蔵大学に併設されている高等学校、中学校の敷地にはヤギ小屋があります。小屋前に桜が植えられているのですが、染井吉野とは違う早咲きの品種です。氷点下の気温が混じる2月半ばには既に満開となっていました。暖かい日と寒い日が繰り返しながら暖かくなっていくことでしょう。
  • 写真01:霜柱は表面の水分が凍り毛細管現象で上がってくる地中の水分がさらに氷結し伸びていきます。撮影日時:2021:02:19 08:52:10
  • 写真02:花弁の縁が濃いタイプです。撮影日時:2021:02:25 09:11:47
  • 写真03:桜の下から灯を照らし夜桜が美しい。撮影日時:2021:02:27 19:16:01
  • 写真04:すすぎ川の上流にある中の池あたりの雰囲気は「春近し」。撮影日時:2021:02:21 10:44:24
  • 写真05:高中教室棟を新しく建設したときにヤギ小屋も移築されました。撮影日時:2021:02:25 09:10:50
  • 写真06:時折こどもたちがヤギの群れを散歩させています。ヤギの首についている不思議なものは何でしょうか?撮影日時:2020:11:21 16:10:26