自然科学・身体運動科学分野活動ブログ

2020.10.30

  • 武蔵One Point自然観察

昨年の白雉祭ー今年2020年はバーチャルー(Now 武蔵の自然 No-25)

なぜ白雉?祭

今年はコロナ禍のなか、学内では白雉祭の実施はできず、バーチャルで発表や紹介を行うとのことです。以下は、昨年の様子を丸橋が撮影したものです。

武蔵大学のシンボルは白雉です。1998(平成10)年4月、大学50周年を記念して、ロゴマークもこの白雉と小枝をモチーフに制作されました。白雉は、旧制武蔵高等学校の徽章によるもので、東京美術学校生徒一木(一木喜徳郎初代校長次男)の図案で二羽の雉が「武高」の二字を囲む形に定められた。武蔵国から白雉が献上されたという続日本紀の記述に因むもので、「本校創立事情記録」によれば、「蓋し雉は吉瑞佳祥の鳥なり。校名既に武蔵と称す。武蔵国にして斯の瑞鳥を産するが如く、本校亦国家有為の人材を簇出せざるべからず。相因して之を徽章となしたり」とされている。(武蔵大学HPより)

  • 正門の看板、毎年テーマ(2019年はイロトリドリ)を掲げて白雉実行委員会が構成され実施されます。
  • 3号館中庭では大道芸のパーフォーマンスが披露されていました。
  • 図書館前の通称ヤグラでは、音楽系サークルなどの発表。
  • 大学10号館前の広場ではダンスサークルの演技に合わせてこどもたちも熱演中!
  • 江古田ミツバチプロジェクトでは、蜜蝋ろうそく作りワークショップを毎年実施していて、こどもたちに人気のプログラムです。
  • 国東半島農業研修のグループは「大分味一ねぎ」を使ったねぎ焼きを行い、大人気です。
最後に、もう直ぐ100周年を迎える武蔵学園の名前の由来です。

財団法人根津育英会は、1922年大正10年9月28日に認可され、大正11年4月17日に第1回入学式が挙行されました。もうすぐ100周年となる、歴史の深い学園です。

学校名の由来は、1) 学校の設立せられたる国名、学校の位置が武蔵国にあるためである、2)この歳には世界の大戦も漸くおさまり、平和条約の締結した歳である、3)学校教育の理念と関係している。即ち、万葉仮名で武蔵を書くと旡邪志と書き、人として邪志をもたない人格を作ることが教育の要義であるからであるとのことです。

第一次世界大戦は、全国民が戦争に動員される総力戦が始まり、戦車、毒ガス、潜水艦、飛行機など、陸海空で軍拡競争が熾烈に繰り広げられました。学園創設の年は、世界が平和を求めた年でもあったことを改めて思い起こしてください。