自然科学・身体運動科学分野活動ブログ

2012.10.25

  • 武蔵スポーツ見聞録

第1回 スポーツの語源

「スポーツと言えば?」と聞かれて思い浮かぶのは、サッカー・野球・バレーボール・バスケットボールなどだと思います。 しかし、中世のイギリスでは、スポーツは狩猟、乗馬、釣りを指していました。 また、現代では、囲碁やチェス、けん玉などもスポーツとして扱われています。 このようにスポーツの種目も時代によって大きく変化してきました。

 

ところで、Sports(スポーツ)の語源は、知っていますか?sport という語は 19世紀から 20世紀にかけて使用されるようになった英語です。その語源はラテン語の「deportare」です。 この語は、日々の生活から離れること、すなわち、気晴らしをする、休養する、楽しむ、遊ぶなどを意味しました。 そして「deportare」は中世フランス語では「desport」と呼ばれ、14 世紀にイギリス人が「disport」として使用し、 16世紀にsporte、またはsport と省略されて使用されるようになったと言われています。 このように言葉は変わっていますが、言葉が持つ意味として「遊ぶこと」の本質は変わっていません。 スポーツを通して遊び、楽しむことに時代は関係ないですね。