貴重図書・特別図書紹介

武蔵大学図書館では、1500年代~1900年代に刊行された歴史的価値の高い資料を「貴重図書」「特別図書」として認定し、収集・保存しています。

貴重図書の紹介(一部)

貴重図書の紹介(一部)01
Lafcadio Hearn(1850-1904)(日本名:小泉八雲)の署名入自筆書簡(Joseph Tunison宛 シンシナティの記者時代の同僚)をはじめ、H.Krehbiel、Henry Watkin、Elizabeth Bisland WetmoreらHearnと関わりの深かった人々の資料集。
洋書プラザに貸出可能なコピー版もあります。
請求記号:930.28/H436/F26
貴重図書の紹介(一部)02
「六家集(松屋本書入六家集本山家集)」
名誉教授平井卓郎先生より寄贈していただきました。江戸時代の流布本ですが、西行の「山家集」に今日では所在不明となっている松屋本との校合書入れがあり、とても貴重です。
マイクロ資料でもご覧いただけます。本館1階貸出・返却カウンターでお申し込みください。
請求記号:Ma//16

特別図書の紹介(一部)

特別図書の紹介(一部)01
左:「The Goblin spider」(1899年)。民話「化け蜘蛛」をLafcadio Hearnが英訳した縮緬本。
中央:「Japanische Dramen Terakoya und Asagao」(1900年)。明治時代に流行した二つの歌舞伎演目『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』の寺子屋の段と『生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)』の宿屋の段から大井川の段までををKarl Florenzがドイツ語に訳した縮緬本。
右:「Japanese story-tellers from the French of Jules Adam」(1899年)Jules Adamが咄家(落語家)と寄席について紹介した話(フランス語)を、Osman Edwardsが英語に翻訳した縮緬本。
特別図書の紹介(一部)02
江戸期の版本。渋川(柏原屋)清右衛門版『御伽文庫』または『御伽草子』23編中の1編と思われる。「こはたぎつね」「木幡狐」とも呼ばれる。