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2024.04.16
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イベント
5/11(土)武蔵大学東西文化融合史研究会第7回例会「(共通テーマ)知と技術 の交流と融合:アジア世界で起きたこと」を開催します
【開催日時】2024年5月11日(土)15時00分~17時00分
【開催方法】会場開催、オンライン併用(Zoom参加に係る技術的サポートはございません)。
場所:武蔵大学教授研究棟02C会議室
ZoomのID等は開催日が近づきましたらメールでお知らせします
【オンライン参加申込み締切】2024年5月9日(木)※事前申込制
会場参加の場合、申込みは不要です。
概要
今回の例会では、日本に組織的な報道や言論機能をもつジャーナリズムがどのように生まれたのかを考えます。幕末期、欧米に派遣された幕臣の中から、欧米社会を実体験することで新聞の役割に注目する者が現れます。例えば1864(元治元)年にフランスから帰国した使節団の意見書に「新聞紙社中へ御加入之儀申上候書付」があり、このなかに「新聞紙」と「パブリック・オピニオン(公論之儀)」への言及が見られます。しかし、新聞紙上での議論を通して「パブリック・オピニオン」を形成していく政治文化が、その後すぐに日本に根づいたわけではありません。報告では1872(明治5)年に東京初の日刊紙『東京日日新聞』を創刊した日報社という組織に集結した人々に注目し、日本におけるジャーナリズムの誕生について考察します。コメンテーター(西洋史研究者)は、ヨーロッパの事例にもとづいて報道の「客観性」「中立性」のテーマも扱います。情報発信とプロパガンダの問題、知の東西交流の問題も論じます。一般の方にとってもわかりやすい内容ですので、ふるってご参加ください。なお今回は冒頭に短く2024年度総会を開催します。
プログラム ※敬称略
15時00分 |
開会の挨拶・総会 研究会代表 踊共二(武蔵大学教授) |
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15時10分~16時10分 |
報告:岡安儀之氏 (東北大学) 「ジャーナリズムの夜明け:明治の日本と西洋」 |
16時10分~16時20分 |
休憩
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16時20分~16時40分 |
コメント:踊共二(武蔵大学)「ニュースの誕生:近世ヨーロッパの場合」 |
16時40分~ |
質疑応答
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17時00分 |
閉会の挨拶 次回(第9回)例会のご案内 |
【報告者・コメンテーターの最近の研究業績】
岡安儀之『「公論」の創生「国民」の誕生:福地源一郎と明治ジャーナリズム』
(東北大学出版会、2020年)
踊共二「宗教改革とカトリック改革」『岩波講座世界歴史15:主権国家と革命
15-18世紀』所収(岩波書店、2023年)
お申込み・お問合せ
研究会メンバー・学内関係者以外でオンライン参加の方は事前申込みをお願いします。下記フォームにご入力のうえ、「送信」ボタンを押してください。
お申込み〆切:5月9日(木)
【担 当】小林紫乃(本学総合研究機構リサーチアシスタント)
【事務局】武蔵大学運営部研究支援課
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