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2023.09.21

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イベント

10/18(水)武蔵大学 AIの社会浸透研究会 第1回公開セミナーを開催します

日時:1018日 水曜日 16301845
場所:オンライン(Zoom開催)
参加費:無料 

機械学習を用いたシステムはAIシステムとも呼ばれ、第3AIブームの到来とともに企業をはじめとした多くの組織でその開発が進んでいますが、数多くの技術的な課題があります。AIの社会浸透研究会ではそのようなAIの社会実装における諸問題のうち、機械学習システムの開発プロジェクトに焦点をあて、機械学習の業務活用などに興味のある方に向けた第1回公開セミナーを企画しました。プロジェクト管理やシステム設計の観点から第一線で研究を進めていらっしゃるお二人に、実務家向け講演をいただきます。参加される方は以下のサイトよりお申し込みください。 

 

https://musashi-sigspai.connpass.com/event/296226/


プログラム

16:30   挨拶    竹内 広宜(武蔵大学 AIの社会浸透研究会代表)
16:30-17:30    講演1QA     内平 直志 先生(北陸先端科学技術大学院大学)
17:30-17:40    休憩
17:40-18:40    講演2QA     鷲崎 弘宜 先生(早稲田大学)
18:40-18:45    まとめ  竹内 広宜 

講演1: AIシステム開発のプロジェクトマネジメント(内平 直志/北陸先端化学技術大学院大学)
概要
AIシステム、特に機械学習システムの開発は、従来のITシステム開発にはない様々な難しさがある。本講演では、機械学習システム開発におけるプロジェクトマネジメントの特徴、難しさを整理するとともに、具体的な企業の取り組み事例(生産設備の予知保全、画像による欠陥検知、ネットサービスにおけるUI最適化、電力需要予測)を通じて、困難を乗り越えるためのポイントを説明する。 

講演2: 機械学習システムの設計とデザインパターン(鷲崎 弘宜/早稲田大学)
概要
効果的かつ効率的な機械学習システム開発運用に向け、機械学習モデルやシステム全体の品質上の良い設計の指針、さらには開発運用のあり方の整理と共有が必要です。機械学習デザインパターンは、そうした指針を再利用しやすいように、データの表現やモデルの構築、訓練、運用において頻出の問題と解決策をまとめたものです。本講演では機械学習システムの設計において段階的に品質を組み入れる設計のプロセスや、そこで有用なデザインパターンの全体像ならびに主要パターンを解説します。特にGoogle Cloudデータ分析トップLakshmanan氏らがまとめた『機械学習デザインパターン』(講演者ら訳、オライリージャパン、2021)と、それらへの追加として講演者らが整理した『Software-Engineering Design Patterns for Machine Learning Applications』(講演者ら著、Computer2022)を取り上げます。