2016.06.07

Category:メディア社会学科

メディア社会学科 教授 山下玲子

ゼミは基礎体力作りの場 読んで、書いて、話して、そして計算も! 山下ゼミ

新しい学年が始まり約2か月。今年の山下ゼミは、消費者行動と社会心理学をテーマに、ソロモンの「消費者行動論」をベースとした学習に取り組んでいます。
まずは、毎週、宿題としてテキストを1章ずつ読み、内容の理解度チェックレポートに取り組みます。といっても、この宿題は、単にテキストを読んだだけではできません。「パッケージのサイズは、食べる量に影響を与えるだろうか?例を1つ挙げて説明しなさい。」といったように、自らの意見をしっかり考えて答える課題が20問近くずらっと並んでいます。

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それらに対するゼミ生の意見はさまざまで「ポテトチップの大袋を見ると、つい食べ過ぎてしまう」といったものや、「スナック菓子は小分けにされていると、多すぎるかな、と思っても安心してその量だけ食べてしまう」といったように、時には真逆の回答も出てきます。しかし、いずれの意見にせよ、「なぜ、このように考えるのか」を教科書で予習した理論を用いて説明しなければなりません。ゼミ生は、これに四苦八苦しながら、ゼミでの討論に備えます。なお、このレポートは毎週教員に提出、次週には真っ赤に添削されて戻されます。

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ゼミの場は、テキストの内容に添ってテーマを設定、1時間半、しっかり議論します。もちろん、司会進行も書記もゼミ生自らが行います。テキストが海外の教科書の翻訳のため、「メトロセクシャル(イギリスで流行しているおしゃれ男子の典型)って何?」など、日本ではあまり聞いたことのないテーマや流行の話が出てきます。これに対し、「日本でもおしゃれ男子が増えているのでは」「身の回りにいるおしゃれ男子の特徴は?欧米とはどう違う?」「男女でおしゃれ男子に抱くイメージは違うのか?」「おしゃれ男子は歴史的にどう変わってきたか」といったように、次々と派生するテーマが出てきます。

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それらについて真剣に話し合い、意見をぶつけ合い、最終的には、これらを用いたマーケティングはどうしたらよいか、そのマーケティングは倫理的に問題がないか、というところまで議論してまとめていきます。この議論は、スマホでその場で情報を検索したり、笑いもこぼれたりする中、あっという間に時間が過ぎています。

3年ゼミから正規の時間を延長して臨む山下ゼミの後半戦は、山下ゼミ最大の特徴でもある、社会心理学的研究法の学習。パソコンと格闘しつつ、研究計画の立て方を学びます。今年度は、2年次までに統計処理の基礎を習得してきたゼミ生も多いため、ワンランクアップした統計処理方法の習得にも取り組んでいます。

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後期になると、ゼミ生たちは、広告と消費行動に関する内容分析、アンケート調査、社会心理学実験を組み合わせた研究をグループに分かれて行います。その際、必要となるデータ収集と分析のために、基礎体力づくりにしっかり励んでいます。

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