2016年12月10日、3号館において社会学部社会実践プロジェクトの活動のひとつ
「武蔵テレビ」の10周年同窓会が催され、卒業生、現役学生、教員約50名が集まりました。この活動は、サークルや学生活動とは異なり、教員や大学がサポートしながら、社会的実践を通して学生たちに学んでもらおうというもの。武蔵テレビはその名の通り、大学を訪れる高校生を対象にビデオ制作物を企画制作し、オープンキャンパス時に数時間の生放送とネット配信を行うもので、活動しているのは1、2年生で制作未経験者がほとんどです。
この日は、1年から3年の現役学生たちが飲み物や軽食の準備、会場の設営などを行って卒業生たちを迎えました。次々に会場入りする卒業生に、同期や前後の卒業生から歓声が上がり、すぐに輪ができ会話が弾みます。卒業生たちは、口々に「私たちがやったこの活動が今も続いていて嬉しい」と話していました。
会では、歴代のプロデューサーへのインタビューをまとめたビデオや、今年J:COMチャンネルで現役学生たちが武蔵テレビの紹介をした地域ニュースが放映され、卒業生も食い入るように見入っていました。活動が始まった頃は、まだ画面の縦横比率が4:3のアナログテレビでしたが、その後スタジオ設備もデジタルに更新され、現在ではSNSやネット配信も行っています。まさにメディアの変遷とともに歩んできた活動です。
文責:小田原敏(メディア社会学科教授)