ニュース一覧武蔵-TUJ連携協定締結記念シンポジウム開催

2009.11.11

武蔵大学

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武蔵-TUJ連携協定締結記念シンポジウム開催

武蔵-TUJ連携協定締結記念シンポジウム開催

有馬学園長(右)とストロナクTUJ学長(左)による基調講演の様子

有馬学園長(右)とストロナクTUJ学長(左)による基調講演の様子

基調講演を受けての両校教員による熱心なパネル討議と聴き入る約150名の参加者

基調講演を受けての両校教員による熱心なパネル討議と聴き入る約150名の参加者


シンポジウム「日米リベラル・アーツ教育考~いま『教養教育』の意義を問う」が10月21日(水)に本校8号館8702教室で開催されました。

シンポジウムは、武蔵大学・武蔵高等学校中学校がテンプル大学日本キャンパス(TUJ)と連携協定を締結したことを記念して開かれたもので、武蔵関係者(教職員、学生、父母、同窓会等)約90名、TUJ関係者(教職員、学生)約60名が集まり、熱気あふれるシンポジウムとなりました。

冒頭の基調講演の中で、有馬朗人武蔵学園長は、教育史をたどりながら、高等教育の中核となるべき「教養教育」が定着していない日本の現状について考察し、「自調自考」と「国際性」を重視する武蔵学園の三理想の意義を説きました。

それを受けたストロナクTUJ学長の基調講演は、critical thinkingを重視する「リベラル・アーツ教育」の構造とカリキュラムについて詳細に説明し、理論よりむしろ実践を通して学び、学んだ知識を有益に活用する実行力・判断力を養うことこそがその目的であることを明らかにするものでした。

二つの充実した講演に引き続き、「リベラルアーツ教育を重視する両校連携をどのように発展させるか」をテーマとするパネルディスカッションが、本学人文学部川島教授の司会により開かれました。
参加したパネラーは、武蔵側から東郷経済学部教授、イシ社会学部准教授、酒井高等学校中学校教諭、TUJ側からディーンズ副学長、水沼AEPプログラム・ディレクター、パイク副学長補佐の6名で、教育から研究まで、さまざまな領域における連携の可能性について、具体的かつ真剣な討議が展開されました。

会場からも熱心な質問や今後の展開に期待する意見が寄せられ、シンポジウムは成功裏に終了しました。
今回の催しは、本格的な連携に向けての有意義な第一歩となりました。
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