ニュース一覧【60周年記念講演会】『日本のアニメ 絵巻物から漫画まで』第4回目開催

2009.11.2

武蔵大学

イベント

【60周年記念講演会】『日本のアニメ 絵巻物から漫画まで』第4回目開催

写し絵アルバム

写し絵舞台裏解説

写し絵舞台裏解説
11月1日(日)、本学開学60周年記念講演会『日本のアニメ 絵巻物から漫画まで』の第4回目、劇団みんわ座による「江戸の写し絵」の公演が練馬区立練馬文化センターにて開催されました。

前半は、落語家 林家正雀先生による落語『湯屋番』、劇団みんわ座代表の山形文雄先生による「江戸の写し絵解説」、後半は講談師宝井琴嶺先生による講談『那須与一 扇の的』が行われました。
林家正雀先生からは、落語のあと、先生のお弟子さんとともに「かっぽれ」や祝いの舞である「松づくし」を披露してくださいました。
宝井琴嶺先生の講談は、歴史的物語である『那須与一』を時代にあわせて風刺した内容でした。

昭和初期に滅んだ芸能「写し絵」を調査復元し、現在は劇団みんわ座の代表である山形文雄先生からは、「写し絵」の解説をしていただきました。
オランダから「金属製の幻灯機」(マジックランタン)が輸入され、その後、幻灯機を改良して本格的な光学映像劇「写し絵」が誕生した歴史、普段は見られない「写し絵」の舞台裏まで、みんわ座の方々の実演を交えた解説がありました。
時間を延長しての公演に、観客も熱心に耳を傾け、公演は大盛況の中、終演いたしました。


次回は、11月7日(土)NHK人形劇「三国志」「平家物語」などの人形美術で広く知られる川本喜八郎先生と本学人文学部小山ブリジット教授による対談「人形は生きている“人生を演じる人形の創造”」です。
これが記念講演会最後の講演となります。
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