日本列島には多種類のドングリの木が自生しています。武蔵でも沢山の種類が生育していますが、その中で一番最初に咲くのがクヌギです。ケヤキの所で説明しましたが、雌花と雄花が咲く位置が違っています。雄花と雌花への投資を花数でみると、風散布なので極端に雄花に偏っています。人も含めて動物では性比が1:1という場合も多いことと対比して考えてみてください。武蔵では季節を追ってブナ科植物が次々と咲きますので、木を見上げ花を愛で、地面で雄花を見て手に取って性投資という言葉を思い起こして観察してみてください。秋にはドングリが沢山落下してきます。
3月半ばまだ正門からのケヤキ並木は芽吹かない頃にクヌギは芽吹き始めていました。今年のケヤキは沢山の花を咲かせていました。
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