2019.04.01

Category:社会学科

社会学科 准教授 松井 隆志

別れと出会いの季節

先日卒業式が行われ、松井ゼミの4年生たちも武蔵大学を卒業していきました。「ベタ」な表現ではありますが、3月は卒業という「別れ」、しかし希望に溢れた旅立ちの季節です。

これまでのゼミブログで紹介されていたように、4年生は、12月のはじめに卒論を提出、1月後半に口述審査をくぐり抜け、3月の卒業式を迎えることになります。しかし、口述審査の後は全然何もないかというと、そうでもありません。

1つは、1月末に「シャカリキフェスティバル」があります。これは「しゃかりきに取り組む」という意味と「社会学の力」という意味とを重ねた言葉で、武蔵大学の案内冊子やWebサイトでも紹介されているのを目にしたことがあるでしょう。この「シャカリキフェスティバル」は、4年生たち自身が普段は知ることのできない他ゼミ生たちの研究を知る機会であるとともに、「後輩」である3年生(新4年生)たちに、卒論の奥深さを教え、「お手本」も提示するという武蔵大学らしい教育の場でもあります。

その後、2月・3月は確かに春休み期間ではありますが、この間に試験やレポートの採点が行われ単位認定がなされるという、卒業がかかった学生にとって実は重要な時期です。

そして、ゼミによっては、この時期に、苦労して書きあげた卒論を文集にまとめます。松井ゼミでは、毎年、(厚さはマチマチですが)写真のような卒論文集を発行しています。4年生自身に大部分の編集を行ってもらうとはいえ、担当教員の負担がないとは言えません。しかしそれでも卒論文集を出し続けているのは、1つには努力の痕跡を残すことが卒業生たちにとって良いと思うことと、もう1つはやはり教育効果です。

実はこの文集は、卒業生だけでなく、翌年度の新4年生にも渡します。「お手本」を見ることで、新4年生たちは、これから取り組むべき卒業論文の具体像をイメージすることができます。そして、「今年皆さんがこれを受け取ったのと同じように、来年度の新4年生は皆さんの卒論を吟味することになるのですよ」と伝えることで、緊張感をもたらすこともできます(成績が悪かろうが大学に出しっぱなしにしておしまい、とはならないので)。

ともあれ、そんなこんなで、卒業生は去り、4月からは新4年ゼミ、そして新しく松井ゼミを選んだ新3年ゼミも始まります。「ベタ」な表現ですが、4月は出会いの季節でもあります。「ゼミの武蔵」ですから、4月は、新しいゼミの始まりの季節とも言えます。気持ちも新たに努力を積み重ねていきましょう。

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