2019.11.21

Category:2019年度後期

学部の壁を越える

 

11月18日(月)の2時限目に授業が行われました。12月21日最終報告会に発表する担当企業の『CSR報告書』について、2チームとも話し合いを進めています。どちらのチームも終始なごやかな雰囲気で進んでいましたが、学部が違うメンバーとの壁はまだまだ高いという印象を受けました。教員からは「各学部の専門分野からCSRを考え、その視点をミックスして『CSR報告書』の軸を生み出すように」というアドバイスがされていました。

 

本プロジェクトは、学部ごとに活動する<フェーズ1>と、三学部横断チームで活動する<フェーズ2>の2段階に分かれています。現在フェーズ2の活動が始動したばかりですが、学年・学部・性格・価値観などが違う多様なメンバーとのチーム活動が展開されています。今年度後期の学部横断チームは、8人と9人で構成されていますが、大人数でのチーム活動はお互い活動できる日を調整することも難しく、活動に参加できる人・できない人に分かれてしまっているようです。一人ひとりが与えられた課題に責任感を持ってアウトプットしていかなければ『CSR報告書』は完成できないことは分かっているのに、全員の気持ちが一つにならず焦りが募っているように見受けられます。チーム内におけるさまざまな葛藤は、学生自身にとっては辛いようですが、それを克服するプロセスが学生を大きく成長させていきます。

 

 

専門性の違う他学部の視点について理解を深めていくことも難しいようですが、学部の壁を乗り越えようと、新たに資料を読んだり、フェーズ1の他学部の調査内容を読み返すことで、相手の考えを理解しようとする姿も見受けられます。また他学部のチームメンバーとの距離感を縮め、お互いの信頼関係を構築していこうとする努力も見られます。チームメンバーを認め合うことで、チームとしてのパワーもどんどん高まっていくでしょう。このまま能動的な学びを続け、視野を広げてください。

 

最後に学生の授業後の日記を紹介します。

「3学部になったこともあり、より多角的な視点で担当企業を見つめる事ができたと思う。また意見も今までには考えられなかったようなものが出てきたりと、新たなチームになり横断ゼミが始まったと実感をした1週間だった。しかし、先週の先生の日記に掲載されていた5点のポイントの最初の3点が全部あやふやなままになっているような気がしてならない。つまり、土台がふわっとしている。まずフェーズ1での大きな反省点であった、軸を通すということに私自身が取り組めていないように感じる。また人数が増えたことによるひとりひとりの責任感がいい意味ではなく薄れたように思う。このままじゃだめだとは思いつつもその場の空気感に甘えてしまう自分がいる。

自分たちの限界を期限内で達成することは非常に難しい。しかし、当事者意識をもち全員が共通の気持ちで課題に取り組むことができたならば、人数の多さを生かせるしよりさまざまなアイデアが浮かびオリジナリティも土台もしっかりとしてくるはずだ」

 

「先生がおっしゃるように、社会学部の中だけでも履修してきた講義やゼミは違うため持っている知識も違う。当然、人文学部、経済学部の中でも同様に各々の知識や感覚は似ているとはいえ別のものだ。そういうものであるはずなのに、〇〇学部としては、と考える部分がある。また、他学部でやっていること(講義やゼミを含め)を漠然としかわかっていないために、〇〇学部という括りが拭い切れない、むしろ「垣根が高くなる」のではないだろうか。

現状、『CSR報告書』の文章を考える分担の際、学部ごとに振り分けてしまっている。典型的なCSR報告書を書くにはそれで十分なのかもしれないが、オリジナリティの部分が出来ていかないと思う。文章の分担が学部ごとになったとしても全員が同じ場で話し合いや作業をし、分からないこと、行き詰まったことをチーム全体に投げる環境を作りたい。また、この後の作業では分担はなるべく横断を意識したものにしたい」

 

 

記:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

 

 

【お知らせ・12月21日 三学部横断型ゼミナール・プロジェクト 最終報告会】

 

三学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)の最終報告会を開催します。

どなたでも聴講することができますので、ぜひご来場ください。

 

・開催日時:12月21日(土) 11時~13時15分(入退場自由・予約不要)

・開催場所:武蔵大学8号館 8503教室

*当日のプログラムの詳細はこちらから

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