2019.06.12

Category:2019年度前期

日記を通した自己評価能力の育成

 

6月10日(月)2時限目に授業が行われました。フェーズ2(三学部横断チームでの活動期間)になって1週間しか経っていませんが、あと3週間でCSR報告書のドラフト提出が迫っており、これからかなりハードなスケジュールをこなしていかなければなりません。

 

先週の授業の最後に教員から、今後の工程表を作成し提出するように求められました。実際に工程表を作成してみると学生たちは時間がないことを実感したのか、授業外の活動も意欲的に行っていたようです。今は自由にアイディアを出したり、全体のコンセプトや構成を考えている段階のようですが、抽象的な話に陥らないように、課題として話している内容や議論がどこに結びついていくのか意識しながら進めてください。

 

 

この授業では、履修生はもちろんのこと担当教員も授業後48時間以内に活動記録として日記を作成します。毎回の授業後に自分やチームの活動を振り返ることで、自分が今不足している力、伸びている力を実感させ、正確な自己評価能力を身に付けることを目的としています。

6月1日の中間発表会後に教員からチームメンバーの日記を読むことを意識するようアドバイスがあったことによって、学生たちの日記の内容がガラリと変化しました。自分が何を学んだかということを書くだけではなく、チームの中で自分がどういった役割を持って活動していくかなどチーム活動に対するコメントが増えてきました。

SNSの日記は自分自身の活動記録として活用するだけではなく、お互いを認め合う書き込みが行われることにより学生たちの自尊感情を高める仕組み作りにも貢献しています。また、ほかのチームメンバーの考えを知ることができることでより良いチームワークにもつながる効果もあります。

ぜひ日記を通して、自分や相手に向き合う時間を大切にすることで、自己理解・他者理解を深めていってほしいと思います。

 

 

最後に授業後の学生の日記を紹介します。

「メンバーの思うことや意見が話し合いで飛び交う様子を思い返してみると、自分はチームに貢献する発言ができていたと自信をもって言うことができない。全く自分の意見を言わなかったわけではないし、発言が0だったわけでもない。しかし、振り返った時に今日の授業で100パーセントの貢献ができたとは思えなかった。なぜなのだろうと考えてみると、私は人の意見をすべて受け入れすぎて、流されやすいのだと気づいた。様々な意見がある中で1つ1つに納得して、受け入れるということは当然必要にはなるが、私はそれが悪い方向に働いてしまい自分の意見がより定まらなくなっているのだと感じた。そのため自分は何を言えばいいのかわからない状況になり、発言が少なくなるのだと思う。これを改善するためには、自分の意見は前提に持った上で他の意見を聞き、生かせるところは生かし、わからないところは積極的に質問をすることを心がけようと思う。今の自分に必要なのは「傾聴力」よりも「主体性」であると考えた」

 

「あれこれ考えている中で、過去に書いた日記を見返していた。率直に言って、驚くほどつまらない。まずはここを改善しようと決意し、読んで面白いと思える、また、思ってもらえるようなものを書こうと心掛けたところ、予想以上に周りの反応が良く、これがきっかけで、文章を作ることに幾らか自信が湧いた。個人が持っている能力は、他の人が気づく事で、最大限に引き出すことができると知った。もし自分と同じように悩んでいる人がいたら、周りへのアプローチを大切にしてほしい。それをないがしろにする人は横断ゼミにはいないはずである」

 

 

記:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

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