2018.07.24

活動ブログ名:国東農業研修

三浦梅園資料館での体験 平野(2017年実習-12)

9月3日の午後、私たちは国東市にある三浦梅園資料館と旧宅を訪れました。三浦梅園は江戸時代に活躍した医学者であり哲学者で、国東市安岐町にて研究をしていました。この資料館では彼の人生を紹介するとともに、実際に彼の書いた本が展示され、彼の哲学を現代語訳と分かりやすい解説によって、とても詳しく紹介されていました。館内の入り口付近には、彼が自分で作成し、利用した天球儀を模して拡大したものがありました。夢の詰まったものだなぁととても感動しました。館内と旧宅では岩見学芸員に案内をしてもらいました。まず、館内に入って、彼の生涯を映像化したものをシアターにて鑑賞しました。梅園の生涯は「なぜ?」の発見と研究に満ちた人生でした。彼の背景知識を養ったところで、次は常設展示を岩見学芸員さんの解説で見学しました。

 

梅園は、医学や物理学、天文学の自然科学にとどまらず、哲学や教育などの人文学から経済、公共政策などの社会科学にまで精通していました。それぞれにまつわる彼の言葉が大きく展示資料に書かれていました。次に、梅園とちょうど同世代であるエマニュエル・カント、更にフランスの経済学者ボアギュベールとの共通点を梅園の著書「価原」から探るという映像を見ました。貨幣経済が浸透する社会に対する批判と、真の富とは何かという疑問に立ち向かう梅園の姿勢は、現代に繋がっていると感じました。

 

その後、館内を出て梅園自らデザインした旧宅を見学しました。旧宅には、薬部屋というガラスの棚に薬を保管、処方するような部屋がありました。私は、このような作りの家の中に入ったことがなかったのですが、どこか懐かしい雰囲気が漂っていました。ひとしきり旧宅の中を探検してから、岩見学芸員に別れを告げ、記念写真を撮りました。訪問は全体で約1時間という短い時間でしたが、とても内容の濃い見学となりました。個人的に、一番心に残ったのは彼の教育に対する概念と正しさに関する哲学でした。

 


展示品はすべて三浦梅園直筆のオリジナルだった。岩見学芸員からお話を聞き、貴重な資料を見つめていると、梅園の生き様が浮かび上がってくるようだった。撮影日時: 2017:09:03 15:51:44

 


三浦梅園記念館で岩見学芸員と一緒に記念撮影。撮影日時: 2017:09:03 16:11:38

 

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