2018.07.24

活動ブログ名:国東農業研修

七島藺学舎訪問、みさんが作り 渡戸(2017年実習-11)

松原さんのもとで七島藺生産の実態を学んだ後は、七島藺学舎を訪問し、前入りの際にお世話になった林浩昭先生による国東半島の世界農業遺産登録についてのお話を伺いました。林先生はご自身がシイタケ農家であり、且つ自ら如何に少ない肥料で稲の水稲栽培をするかという20年計画での研究もなさっています。そして、同時に国東の世界農業遺産登録に前入りで訪れた立命館アジア太平洋大学(APU)のヴァファダーリ・カゼム先生とともに尽力され、様々な形で次世代への教育・宣伝活動にも力を入れていらっしゃいます。

 

林先生によるプレゼンテーションで特に印象に残った点は、世界農業遺産となったクヌギ林とため池による農業水産循環は森を森として利用する森林農業であるということでした。都会に住む人々には、木を伐採して自然破壊をしているのではないかと言われ、理解を得ることに苦心した時期もあったそうです。しかし、寧ろ国東での森林農業は落ち葉をそのまま保水に役立てる等の自然利用をしていたり、クヌギ林とため池が準絶滅危惧種の生息地となって生物多様性に貢献しているほか、クヌギの木はシイタケ栽培に用いられるためお金を稼ぐこともできる、などたくさんの持続可能なシステムが全体として効率の良い循環を生み出しているということを教えてくださいました。他にも豊富なデータを駆使して統計的にわかりやすくご自身の取り組みについて解説してくださり、私は内々で活動するだけではなく、その活動を外へと発信する力も重要なのだと痛感しました。

 


林先生による世界農業遺産の概念と理念の講義。世界農業遺産に指定されている国東半島の特色と意義について熱いお話をしていただいた。撮影日時: 2017:09:03 13:10:37

 


細田さんからは七島藺栽培の歴史と現状についてお話をしていただいた。国東市歴史体験学習館の企画展で事前学習できていたので、国東の風土と産業について深く学ぶことができた。撮影日時: 2017:09:03 14:18:22

 


岩切さん指導のミサンガ作り体験を終え記念撮影。この場所は林先生が通った幼稚園だったとのお話にびっくり。地域に生きることの深さを感じることができた。撮影日時: 2017:09:03 14:53:23

 


遅い昼食をいただきながら、林先生と岩切さんから七島藺について様々なことを教わった。撮影日時: 2017:09:03 12:45:21

 

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